[Taka-Talk]Show girl
16・17日と、二日連続で川平慈英さんとシルビアグラブさんが二人だけで進行するショウ{Show girl}を観て来ました。
このショウは、かつて細川俊之さんと木の実ナナさんが出演されてた同タイトルのショウ(脚本&演出は福田陽一郎さん)の焼き直しで、今回の脚本&演出は、あの三谷幸喜さんです。
僕は、子供の頃に細川俊之さんと木の実ナナさんの{Show girl}を観てまして、そのショウも素晴らしかったんですが、それとは全く別物だと感じました!
・・・、当時の僕は子供で、今は彼らと同世代なので、感じ方に違いもあるとは思いますよ。(笑)
そこで、今回のショウは?というと
慈英さん・シルビアさんのお二人は、歌もお芝居もダンス(タップも少し)も、上手いのは分かり切ってる事ですが、上手い云々ではなく、とにかく素晴らしいショウで、普通のミュージカルでは感じられないモノ・・・、慈英さんとシルビアさんだからこその個々の魅力が生かされたショウでした!
ところで、タップもワンシーンありまして、{ステップやフレーズの複雑さ}という点では、タップダンスの専門家のそれとは異なりますが、身のこなしや見せ方や表現力等々本当に素敵でしたよ。
慈英さんがタップを踏めるのは、今更言うまでもありませんが、正直言って、シルビアがこんなにタップが出来るとは知りませんでしたよ。(笑)
ちなみに、シルビアは僕が20代後半にジャズヴォーカルのDOLLY BAKERと一緒にライブをやってた頃、時々遊びに来て歌ってましたから、「この娘、歌が上手いなぁ!」とは思ってましたが、正直、タップをあんなにカッコ良く踊れるとは知りませんでした。(笑)
誰とは言いませんが、タレントさんの中には、チョットかじった程度で、舞台で痛々しいタップを踏む方も居て「出来ないんだったら人前でやらない方が良いと思うんだけど・・・」って思う事も少なくないんですが、彼らは違いました!
それから、ショウの中身は、演出が三谷幸喜さんという事もあり、遊び心満載で大いに笑わせて頂きました。
あと、冒頭に書いた通り、16日は古くからの友人と二人で、17日は松ちゃんこと松本晋一さん、ライブスタッフの麻里子さんと三人で、という感じに僕は二日連続で観たんですが、それには幾つかの理由がありました。
①数日間に渡り続けるこの様なショウ・・・つまり、毎回異なるテンションのお客さんを前にして、出演者にはどういう変化があるのか?
②演出面での変更点はあるのか?
③観てる僕の感じ方にどういう変化があるのか?
でした。
これを知りたかったのは、僕自身、数日間に渡るステージでは、同じ曲で同じ振り付けで踊ったとしても、絶対に同じにならないからですが、結論から言うと{同じにはならない}というより、{同じにしてない}という感じでした。
勿論、台詞や流れは同じなんですけど、演者自身が飽きない様にというか、楽しんでるんです。
あと、音楽を担当されてた荻野清子さん達のトリオも「これぞショウの音楽!」という感じに素敵で、17日に一緒に観に行った松ちゃんも「ああいうミュージシャンはどこを探せば良いんだろう?」って羨ましがってましたよ。
というのも、松ちゃんも{東京リズム劇場}という素敵なショウをプロデュースしてるので、演奏・作曲・アレンジをバッチリこなすミュージシャンは欲しくて仕方ないんですよね。
今回のショウの中で、ジャズのスタンダードナンバーも多くありましたが、構成やアレンジがガッチリなので、ジャズミュージシャンの演奏とは異なり、即興の楽しさはありませんが、ショウにおいてはああいう演奏はバッチリなんですよね。
毎回大入り満席状態のこのショウですが、22日に関しては、まだチケットもあるそうなので、皆さんも、チケットを買って是非観に行ってみて下さい!
終演後にショウの看板の前で松ちゃんと一緒に写真を撮りました。(笑)