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[Taka-Talk]レギュラークラスの重要性

僕は、10数年前に約一年間ほどレギュラークラスを開いてた事がありましたが、そのクラスは毎週日曜日だった為、イベント等、タップダンサーとして生活していく上で重要だった収入の多い営業と重なる事が多かったので、受講して下さってる生徒さん達に申し訳ないと思ったんですが、レギュラークラスをクローズしてしまったんです。

でも、全くレッスンがなくなってしまうと、「今までにクラスに通ってくれてた生徒さん達に申し訳ない!」と考え、僕個人のスケジュール調整がし易く、外部からも参加し易いワークショップという形で、不定期なレッスンを始めたんです。

ただ、不定期開催の上、数日前まで開催日が決められないというのは、参加される方々にとっては、参加出来なくなる事が多いワケで、ちょっと問題も無いワケではありません。

勿論、内容としては、意味のあるレッスンをやってるという自負はありますから、今後も出来る限り続けて行こうと考えてますよ。

でも、ワークショップは、継続性に欠けるという欠点があるので、継続性の高いレギュラークラスも必要だよなぁ!・・・と考えてましたし、パピヨンさんから「金曜日にレギュラークラスを開いて頂けませんか?」というお誘いもあったので、良い機会だと思って始めたんです。

また、当初は僕自身の不安から「とりあえず、5ケ月間だけの限定で。」と考えて始めたんですが、始めてから4ケ月間、毎回必ず受講して下さってる方々や、よほどの事が無い限り休まず受講して下さってる方々がいらっしゃるので、期限を決めず、今後も続けて行く事にしました。

尚、僕のレギュラークラスの最大の特徴は、タップ技術の上達を目的にベイシックなエクササイズステップを中心にしたクラスであり、発表会やタップフェスティバル等に出演する事を目的にしたクラスではありません。

なので、人前に出て踊りたい方々にはモチベーションが上がらないという欠点がありますが、発表会等、舞台に向けてのレッスンが無く、それによって通常のレッスンを潰して舞台用の練習する事も無いので、人前に出て踊る以前に、タップ技術の上達を図りたい方々には適してると思います。

現実、数あるタップスタジオの中には、舞台が迫って来ると、その舞台の為のレッスンやリハーサルが中心になってしまってるスタジオも少なくなく、その舞台に出演する方々ならまだしも、出演しない方々にとっては、肩身の狭い思いをして、レッスンに通い辛い状況になってしまうんですよね。

そういう点で、僕が過去に通ってたタップイン(加藤邦保先生主宰)は、{通常のクラスは通常のクラス}であり、舞台用のレッスンやリハーサルは、クラスとは別の時間に設けてたので、舞台に出演する為に、基本練習が疎かになって下手になる事も、出演しない生徒さんが肩身の狭い思いをする事もなかったんだと思います。

意外に感じるかもしれませんが、舞台に出演する事は、経験やキャリアを積むという点では良い事ですが、基本練習が疎かになると下手になるんですよね。

つまり、クラスはクラス、リハーサルはリハーサルであるべきだと思うんですよね。

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