[Taka-Talk]久々に…
師走とは良く言ったモノで、この年末は何かと慌ただしく、コラムらしいコラムは書けなかったんですが、年内の仕事は終わり…(プライベートレッスンは一つ入ってますが)コラムを書けてない間に頂いたご質問について書こうと思います。
先月《練習方法が分からないという方へ》というコラムを書きましたが、そのコラムを読んで下さった方から『細かい練習が必要なのは分かるんですが、時間的にもそこまでは突き詰めた練習の出来ない僕にも出来る練習方法はありますか?』というご質問があり、サウンドとムーヴメントそれぞれの面での意識の持ち方についてアドバイスをしました。
僕らの様にプロとしてタップに携わり活動する人は、タップを最優先にし、常に観聴きし、突き詰めた練習をする事は必要不可欠なのは言うまでもありませんが、別の仕事をしながらタップに取り組んでる方々は、やる気はあっても、思い通りに時間を作るのは難しい方々がいらっしゃるのも理解出来ます。
そこで、下記の様なアドバイスをしました。
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限られた時間の中で、細かい事を突き詰める練習が難しいのも理解出来ますが、だからと言って、がむしゃらに足を動かすだけでは、それなりに音が出せ、動ける様にはなると思いますが、サウンドやムーヴメントをコントロールしてスムースにタップを踊るには無理があると思います。
そこで、下記の様な事をイメージしながら練習する事でも、良くなって来ると思います。
まず、サウンド面では《インテンポを意識する事》《ステップのリズムを口ずさむ(歌う)事》《口ずさんだ音とタップシューズから出る音が同じ様になる事を意識する事》《タップスとフロアがどう当たってるのか?また、どこに当たって、どういう音が出てるのか?をチェックする事》。
次に、ムーヴメント面では《鏡に映るご自身の姿を見て、身体が丸まってないか?反り返ってないか?左右の動きに偏りがないか?繋がりのある流れがあるか?大袈裟になり過ぎてないか?小さく纏まり過ぎてないか?等をチェックしてみる事》とアドバイスしました。
がむしゃらにステップの練習する事でも、ある程度までの音は出せ、動かせる様になるとも思いますし、『汗をかいた!練習した!』という満足感は得たいのであれば、そういう練習も良いと思いますが、『音や動きをコントロールして踊りたい!』『自分自身のスタイルを見つけて、自分ならではのタップを踊りたい!』と思うのであれば、シッカリと基本を見つめ、色んな事に注意を払う必要があるんですよ。
あと、アドバイスをし忘れてたんですが、多くのモノを観聴きして、刺激を受ける事も大切ですね!
タップを観聴きするのは当然ですが、その他にも音楽を聴いたり、スポーツ観戦したり、絵画鑑賞をするのも良いと思いますよ。
何事も真剣に取り組んでる方々はパワーがあり、きっと刺激を受ける事が出来ますからね。