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[Taka-Talk]質問タイム

昨日は、昼間に群馬県高崎市の老人ホームでの営業をして、夜は同じ群馬県の伊勢崎市でタップスタジオ(TAP WINGS)を主宰してる古くからのタップ仲間でもある清水理恵子さんのスタジオでワークショップをやって来ました。

ちなみに、営業に関しては、いつもコラムには書かないので今回も書きませんが、昨日のワークショップは、営業で群馬に行ったからこそ開催出来たワケですから、その経緯も書かせて頂きましたが、やはり書くのはワークショップでの出来事です。

僕のワークショップは、2クラスワンセットになってるモノか多いんですが、営業からの流れでの開催だった為、早い時間帯からは始める事は出来ず、18時30分からだったので、1クラスのみにさせて頂きました。

クラスの内容は、これまでに色んな地域でやって来て、好評を得てる僕の振り付け作品『The Preacer』の冒頭部分の16小節を題材に、ムーヴメントやサウンド等の流れや仕組みについて解説し、知識を学んで頂くクラスでしたが、清水さんからの要望もあって、クラスの冒頭の15分位はTAP RUDIMENTのサワリをやってから、振り付けに移りました。

というのも、これまでにも清水さんのスタジオでは何度かワークショップを開催して来ましたので、清水さん自身、TAP RUDIMENTの重要性を感じてらっしゃるんですよね。

前述の通り、クラスは18時30分から20時までの予定でしたが、参加者全員が揃った18時20分から始め、クラスを進めて行く中で、参加された方々の熱意を感じたので、調子に乗って予定時間をオーバーし、20時15分頃まで2時間近くやりましたよ。(笑)

おまけに、クラス修了後は、帰りの電車の時間まで1時間近くあったので、質問タイムになり、約30分間、僕なりの考え方で答えました。

ご質問は幾つかあって、このコラムを読んで下さってるタップ愛好者の方々にも参考になるのでは?と思ったので、その一部を例に挙げて書く事にしました。(あくまでも僕なりの考え方ですけどね。)

先ず、一つ目は『どういう練習をすべきか?』という事でしたが、僕自身がタップ経験の浅い頃もそうだった様に、タップ経験が浅い方々の多くは、速く細かく、同時に派手なステップを踏める事を求めガチで、そういうステップを踏める様になる為に強引でも何でも、足を動かす反復練習をしてしまう傾向にありますが、実はそれが理に叶ってなければ、細かいステップが刻めないばかりか、音を奏でる事なんて程遠くなってしまう事も少なくないんですよね。

勿論、強引に動かしてみる事で、偶然に、また結果的に理に叶ったモノになる事もありますから、時にはそういう事をやってみるのも良いとは思いますが、そのステップがどういう作り(仕組み)になってるのか?という事を理解して、先ずはゆっくり、そして徐々に速くして行った時に、どういう風に変化させて行けばスムーズになるのか?という意識を持って練習する事が必要だと思います。

例えば、ゆっくり動かす時は大きく動かしてもスピードに付いて来れますが、速くなると、その動きをコンパクトにしないとバタバタしちゃいますからね。

前にもコラムに書きましたが、《足し算と引き算》ですね。

次に挙げるのは『たまに東京に教わりに行こうと思いますが、どなたかお薦めの先生は居ますか?』というご質問にでした。

これに関しては、僕がお薦め出来る先生方は沢山いらっしゃいますが、理想で言えば、僕のお薦めなので間違いない!といった先入観を持つよりも、出来るだけ多くの先生方のクラスに参加して、ご自分で良し悪しを判断した方が良いと思うと伝えました。

もし、後になって、結果的に良いモノではなかったとしても、良くないモノとしての認識や感覚は養え、そうならない様にしよう!という参考にはなりますからね。

何でも学ぼうとすれば、学べるし、他人の意見ばかり気にしてると自分の考えが無くなっちゃうと思うんですよ。

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