Taka-Tone

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[Taka-Talk]今回は言われる前にキッチリ載せます

京都と神戸でのワークショップが終了しました。

まず、一昨日の京都では、前後半に渡り《振り付けモノ(1chorus)》をやりました。

この振りは、僕が作った振り付けの中では最も簡単な作品ですが、いざやってみると簡単ではなく、皆さん苦労されてました。(笑)

それもその筈、僕の作品はステップ自体は簡単でも、リズムは勿論、ビートや音色やグローブや流れ、それに伴うムーヴメントに神経を配らなくてはいけなく、振り付けをした当初は、7,5時間を掛けて振り移しをした作品ですからね。

にも関わらず、この内容にしたのは、レッスン時間内で1chorusを踊れる様にする事を目的にしてるワケではなく、僕の振り付けモノを体験する事によって音や動き、そしてTAP RUDIMENTの重要性を感じて欲しかったからです。

参加して下さった皆さん、本当にお疲れ様でした!

そして、昨日の神戸では、前半にTAP RUDIMENT(基本理論)を、後半に、その応用として、6measure+2bars brakeで構成されるタイムステップをやりました。

前半の基本理論のクラスに関しては、いつもやってる事ですが、シンプルなステップの根本的な動かし方や音の出し方を知る事により、更に円滑に踊れる様にする事を目的にしたクラスで、《動きまくる》のではなく、《理解してコントロールする》事を目的にしてますから、身体は疲れず、頭の疲れるクラスですが、これまでに何度か参加された方々は新しい発見があったり、初めて参加された方は、『そういう風になってるんだ!』って感じたみたいです。

同時に、今まで教わって来た事は間違いだったのか?という疑念が出てくる方もいらっしゃるのは当然ですが、間違いではないと思いますよ。

というのは、何にでも段階があるからです。

タップに関しては、第一段階で《音を出してみる事》から始まり、第二段階で《短いステップを覚えて動いてみる》、第三段階で《コンビネーションステップをやってみる》…等々、その初期段階では、あまり細かい事を考えず取りあえず動いてみる事から始まりますからね。

前にも何度か書いてますが、TAP RUDIMENTはタップダンサーがより円滑に踊れる様になる為の深い知識や技術であり、理論ですから、初心者向けのモノではないんですよ。

だから今まで教わって来た事も間違いではないんですよ。

ただ、タップを教える先生方の中には教え始めると、学ぶ事を忘れてしまってる方もいるので、お金を貰って他人に教えるからには、常に学ぶ意識を持って欲しいと思いますよ。

極論で言えば、学ぶ意識の無い先生方は、既に先生ではない(教える資格が無い)と思います。

ありゃ!

危ない発言になって来たかな?

軌道修正しないと…。

というワケで後半は、応用クラスとして、タイムステップでした。

先週の東京でのワークショップは、シングル、ダブル、トリプルと呼ばれるエクササイズタイムステップでしたが、昨日は6measure+2bars brakeで構成されるタイムステップでした。

東京でのワークショップは毎月あり、毎回異なる内容をテーマにした応用クラスをやるので、タイムステップは半年に一回位のペースでしかやりませんが、たまにしか開催出来ない他の地域では、応用クラスとして、タイムステップを題材にする事が多いんです。

勿論、いつも異なるタイムステップですが、今回はSatin Dollという曲の僕のオリジナルのタイムステップを題材にしました。

こうして、ご自分でタイムステップを作る事で、曲の特徴や構成を知る事が出来て、後々にご自分で振り付けをする事も出来るんですよ。

参加された方々は、今後、ご自分の踊ってみたい曲を見つけて作ってみて下さい!

きっと、よりタップが明確になる筈です。

いやーっ、タップって楽しいですよね。

参加して下さった皆さん、ありがとうございました!

また、お会いしましょう!

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