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[Taka-Talk]僕の好きな日本人タップダンサー その②

前回に引き続き、僕が好きな日本人タップダンサーに限定して、紹介します。

{佐藤勝}
僕が18歳で上京して数カ月後の12月、TAP IN(加藤邦保氏主宰)に通い始めた時に、既にスタジオに通ってた一年先輩の勝さんは、沢山いた生徒さんの中で一番上手かった訳ではないんですが「この人はカッコイイな!」と思って以来、今でも、ずっとカッコイイと思ってる、僕にとって兄の様な存在のタップダンサーで、お洒落でスタイリッシュです。
今は、郷里の仙台に拠点を戻し、タップの普及活動に取り組んでます。
仙台在住の為、毎回ではないんですが、師匠の加藤邦保氏が率いるJAM TAP DANCE COMPANYのショウにも出演されてますから、是非見て頂きたいタップダンサーです。
ちなみに彼は、JAM TAP DANCE COMPANYの創立メンバーで、トップダンサーとして、活躍されてましたし、JIMMYの来日公演にも出演されてましたから、ご存知の方もいらっしゃると思います。
JAMの舞台を見た事が無い方でも、確か、5年以上前になりますが、過去に一度だけ、NATIONAL TAP DAYにMONKEY JAMという名前で彼と二人で、出演した事がありますから、ご記憶がある方がいらっしゃるかもしれませんね。

{松本晋一}
タップ界では、とても有名な方なので、ファンの方やご存知の方も多いと思いますが、ご存知ない方にお話ししますと、人間性、タップ愛、そしてタップの表現にも、人柄の良さが出てる素晴らしいタップダンサーです。
近年のタップ界の、テクニック重視の傾向がある中で、彼のタップは、踊る楽しさや、心地良さといった、タップダンスの原点と言えるモノをとても大切にされてて、見てる側も楽しく、幸せな気持ちになります。
JIMMYのタップも、見てると幸せな気持ちでいっぱいになりますから、僕もそういうタップが踊れる様になりたいなぁ!と思いますが、僕は、彼やJIMMYの様に、人間が出来てないからなぁ!とも思います。まだまだ修業が必要ですね。
ちなみに、彼は、ソロダンサーとして、又、東京リズムボーイズのメンバーとして、色んなショウに出演されてますから見れる機会も多いですから、見て、幸せな気分になりましょう!

{阿部久志}
フレッド阿部こと阿部久志さんは、文字通りFRED ASTAIREを敬愛するタップダンサーです。
ASTAIREに影響を受けてる事もあって、彼のタップスタイルは、流れる様な綺麗なタップで、紳士的でエレガントですが、阿部さん独自のタップスタイルを確立してて素晴らしいタップダンサーです。
僕がJIMMY SLYDEに影響を受けた様に、恐らく、全てのタップダンサーは、誰かに影響を受けてタップを始めたと思いますが、モノマネで踊るだけでは、イミテイター(モノマネ芸人)とは言えるかもしれませんが、ソロダンサーとは言えないと思います。
そういう点でも、阿部さんも、素敵なソロダンサーの一人です。
勿論、最初から、独自のスタイル、つまりオリジナリティーを持ってる方なんていないと思いますから、最初は、真似る事は上達する為には大切だと思います。
偉大なダンサーに影響を受けて、そのダンサーを真似る事によって、技術的に上がるし、表現の幅も広がり、その流れで自分ならこう表現したいという考えが出てきて、オリジナリティーのあるタップになるんだと思います。
阿部さんはあまり、多くのショウには出てないので、彼のタップを見る機会は少ないと思いますが、見れた方はきっと彼の魅力に引き込まれると思います。

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