[Taka-Talk]National Tap Dayを観て来ました。
ご存知の方々も多いと思いますが、National Tap Dayは、現在、日本で開催されてる最大規模のタップイベントで、僕は、絶対に外せない事がない限り、毎年必ず観に行ってます。
僕の認識では、このイベントは、プロのタップダンサーが一同に会して出演するというモノではなく、数多く存在するタップ教室の先生方が、教室に通う生徒さん達を伴い出演する合同発表会に、数名のプロのタップダンサーが出演し、イベントに華を添える年に一度のお祭りの様なイベントです。
また、その目的は、《各スタジオの垣根を取っ払って開催する事で、先生は勿論、生徒さん達、そしてプロダンサーとアマチュアダンサーが交流して、個々のスキルアップを図る事》や、《日本でもタップを盛り上げていく事》だと思います。
だから、プロダンサー達もギャラとは言えない少額の出演料で出演し、出演しない僕らも、盛り上げる為に観に行き、応援してるんですよ。
正直言うと、チケット代金がちょっと高いかなぁ…という感は否めませんが、出演者は年々スキルアップしてるし、華を添える素晴らしいプロダンサーのパフォーマンスも観れる事、掛かる経費等を考えると、まぁ仕方ないかな?とも思います。
ちなみに、僕も2002年に仙台在住の兄貴分タップダンサー、佐藤勝さんと二人で出演した事がありますし、プレイベントのライブ版には数年前にサプライズゲストとして出演した事がありますから、多分このタップイベントに対する僕の認識は間違えてないと思います。
20年以上に渡り継続してるこのイベントは、年々アマチュアの方々のスキルも上がって来て、嬉しい限りですが、やっぱりプロダンサーは別格でしたね!
第一部の二曲目の浦上雄次君のソロパフォーマンス、第二部の三曲目の東京リズムボーイズのパフォーマンスには、格の違いを感じましたよ。
流石です。
それから、カンパニーとしてのパフォーマンスでは、少し贔屓目があるのかもしれませんが、僕の出身カンパニー、JAM TAP DANCE COMPANY時代の先輩である、みすみさん率いるARTN COMPANYの作品、そして今回、白川希さんをメインに初参加したJAM TAP DANCE COMPANYの作品の流れや演出は素晴らしかったなぁ!
尚、そのJAM TAP DANCE COMPANYのステージが、今月の24日から、26日まで東池袋の《あうるすぽっと》という劇場で開催され、僕は前日の仕込みと終演後のバラシを手伝いに行き、24日と25日はお客さんとして観に行きますよ。
興味があれば、是非観に行って下さい!
おっと!また話が逸れました。
このコラムの冒頭でも触れましたが、毎年観て来た中で、アマチュアの方の中にも『年々、スキルアップしたるなぁ!』と思う方も少なくなく、観てて嬉しくなります。
ただ、同時に、極一部の教室ですが、毎回参加してるのに、一向に進歩が見えないどころか、後退してる様なタップ教室もあって、『先生はどういう気持ちでこのイベントに参加してるんだろう?』と、思う事も多々あります。
僕は、多くのタップ関係のステージを頻繁に観に行きますが、進歩が見えないタップ教室の先生に限って、ご自身の関わってない人のステージでは全く見かけないんですよね。
向上心や探求心が、あれば、貪欲に観に行く筈ですからね。
タップ教室の先生なら、向上心や、探求心は持って欲しいんですけど…多分、そういう先生はタップが好きで教えてるワケじゃなのかもしれませんね。
このコラムの最後に、観た方々じゃないと絶対に分からない事なので、書くべきか否か迷ってたんですが、僕は凄く残念な気持ちになったので、あえて書く事にしました。
それは、第二部のトリ前のヒグチスタジオのパフォーマンスで、座頭市で有名になったビデボーの振り付け作品です。
《旅立ち》というタイトルで、前半は、タップテクニックの高さを披露して悪くはなかったんですが、後半に入ると、テーマがゲイのラブストーリーの様になり、最後には、センターで上半身裸でSMの縄で縛られた男性がスポットライトを浴びてエンディングを迎えるというモノで、子供達も出演し、観に来るNational Tap Dayの様なタップの祭典で披露するパフォーマンスとしては、あまりにも下品で、タップの素晴らしさも知ってるであろう火口さん(ビデボー)の様な影響力の大きい人がやる事では無い!と凄く残念な気持ちになりました。
火口さんがどういう考えで、あの作品を作ったのかは分かりませんが、どうしてもああいう作品がやりたければ、National Tap Dayの様な祭典ではなく、自分のスタジオの発表会の様な内々のモノでやれば良いと思います。
影響力の大きい人ほど、配慮しないといけない事は沢山ありますからね。