[Taka-Talk]WSツアー後日記
WSツアーが終了して数日が経過した今、参加して下さった方々への感謝と激励の気持ちを後日記
として書く事にしました。
今回のWSツアーは、これまでに少なくても、一度は開催してきた地域という事もあり、今回は二
回目、三回目、多い方は5回目という方々がいた一方で、初参加の方々も多く、タップ仲間が増
えたWSツアーで、とても楽しかったです。
参加して下さった方々、ありがとうございました。
今後もWSを開催するにあたり、参加して下さった方々の感想をご紹介し、アドバイスというか、
激励の言葉を添えたいと思います。
まずは過去に二回参加して下さってる方の感想の一つです。
『私は今回で三回目の参加です。Takaさんは恐らく、いつも同じ事を説明してるんだと思います
けど、前回もそうだった様に、今回初めて気が付いた事がありました。タップは深いんですね。』
次に、初参加の方の感想の一つです。
『今日のWSは目からウロコ、いや目からエンガワの勢いでした。これからは色々なスタイルを勉
強して世界を狭くしないようしていきたいです!』
タップに限らず、表面上に見えてるモノは、ごく僅かで、キチンと学ぼうとすると簡単ではなく、
奥深いモノになるし、また、キチンと学んだり、自分のやってるスタイルやジャンル以外のモノ
に触れたり、見たり、学んだりする事で、自分のやってる事も、より明確になったります。
僕はジャズタップというスタイルで踊るタップダンサーですが、自分のスタイルとは異なる多く
のタップジャンルやスタイルのパフォーマンスやWSにも出向き、観る事、学ぶ事を大切にしてま
す。
ちなみに、昨日は僕の出身カンパニーであるJAM TAP DANCE COMPANYのステージを観て来て刺激
を受けて来ましたし、4日はタップ仲間の阿部久志さんが出演するY’sのステージを、6日にはイ
ンターナショナルタップフェスティバルを観に行って来ます。
それに、松ちゃんこと松本晋一さんのシアタータップだったり、SUJIのファンクタップだったり、
藤林真理さんのモダンタップだったり、僕のタップ表現方法とは全く異なるモノでも、素晴らし
いモノは勉強になり、刺激を受けるわけで、スタイルやジャンルは全く関係ないんですよ。
勿論、彼らがジャズタップダンサーとして踊った場合は、異論を唱える事になるかもしれません
が、それはやってみないと分かりません。
現実、ファンクタップの代名詞とも言えるSAVION GLOVERが、昨年の4月に出演した東京のCotton
Clubのライブでの彼は、全くファンクタップじゃなく、ジャズタップ以外の何物でも無かった
し(サイドメンであったミュージシャンも全てジャズミュージシャン)、ジャズタップダンサーと
しても、僕なんかとは次元の違うモノになってて、凄い人は何をやっても凄いんだなぁ!とショッ
クを受けましたからね。
その時のSAVIONのパフォーマンスを観て『SAVIONらしくない!おとなし過ぎる!』という感想を
持った方もいましたが、僕には凄過ぎる進歩としか思えないんですけどね。
まぁ、人それぞれ好みはあるので、それは間違えてるよ!とは言えませんが…。
ちょっと話は逸れましたが、とにかく多くのモノを観て、触れて、学ぶ事で上達するんだと思う
んですよ。
僕の知る限り、マスターと呼ばれる方々はスタイルやジャンルを問わず、ありとあらゆるタップ
の事を良く知るタップマニアだし、同時にTAP RUDIMENTを学んでない方はいませんからね。
ちなみに、僕がWSで伝える事は、TAP RUDIMENTと、それに元づく応用であってジャズタップでは
ありません。
ジャズタップとは、タップでジャズを演奏しパフォーマンスする事であり、自己の演奏、表現方
法なので、僕の演奏、表現方法を例に挙げて説明する事は出来なくはないんですが、『正しいジャ
ズタップはこうだ!』なんて事は言えないし、WSでジャズタップを教える事はやってません。
ただ、それがジャズの演奏になってるか否かで、『これはジャズタップだ!』とか、『これはジャ
ズタップじゃない!』とは言えますよ。
そういう点で、僕と同じジャズタップというジャンルで踊る日本人タップダンサーのSAMこと清
宮悟は僕とは表現が全く異なりますが、素晴らしいジャズタップダンサーですよ。
機会があれば是非観てみて下さい。
また、《TAP RUDIMENT(基本理論)》とは、タップを踊る上で必要不可欠な知識や技術であって、
ビギナー、ベテラン、アマチュア、プロフェショナル、タップジャンルを問いません。
基本という言葉が入ってるので、俗に《基礎クラス》と呼ばれる初心者向けのモノだと思われが
ちですが、基本理論は、初心者に限定したモノではありません。
そういう僕も、タップを始めて現在28年目を迎えましたが、18年前にJIMMYからTAP RUDIMENTを
教わるまでの11年間は、基本や基礎と呼ばれるモノは、初心者向けのモノだと思ってました。
JIMMYは、『弟子入りしたい』という僕に対して『Takaが本当にタップを学びたいんだったら教
えない訳じゃないが、僕が伝えられる事は、TAP RUDIMENTだけで、複雑なステップの種類でも、
アクロバティックなテクニックでもない。それでも習いたいと思うんだったら、〇〇日にボスト
ンに来なさい。』と言われ、指定された日にボストンに行きました。
『JIMMYから教わりたい!』という一心で渡米したので、当然行かないワケがありません。
早速、約束した日にボストンに行ってJIMMYからのレッスンが始まりました。
でも、弟子入りして数日間は、立つ事、歩く事だけで、シャッフルはおろか、ブラッシュさえ教
われず、『タップシューズを履く必要があるのかな?』と思う程、ステップらしいステップは一
切しなかったので『こんな事をやっててタップが上手くなるのかな?』とさえ思いました。
また、習い始める前まではいつも笑顔で、優しかったJIMMYが、レッスン中は笑顔だった事は無
かったし、誉める事は一切せず、とても厳しかったんですが、僕にとって、弟子入りしてTAP RU
DIMENTを学べた事が、僕がタップを踊る為の土台になってて、同時にそれが無ければ、今の僕の
タップ表現は無いんです。
結局、少しだけでも誉めてくれたのは、JIMMYが亡くなる数日前に彼のお見舞いの為に会いに行っ
た時位でしたよ。
とは言え、彼は手放しで誉めてくれた事は一度もなく、一生勉強です。
だから、JIMMYが亡くなった今も、『JIMMYならどうアドバイスをしてくれるだろう?』と考えな
がら、練習してますよ。
僕にとってJIMMYは憧れのタップダンサーであり、師匠であり、父親であり、指針で、タップは
僕の人生そのものです。
彼から学んだ知識や技術を伝えて行く事や、僕自身がタップダンサーとして進歩し、上達する事
が彼の弟子としての僕の責任と使命だと思うので、今後も、WSやライブを開催し続けて行きます。
興味のある方は是非お越し下さいね。
ちなみに次回のWSは、5月5日の14時から東京の高田馬場にあるモダミカアネックスでWSを開催し
ます。
それから、10月に予定してるライブツアーの前の7月か8月にも、WSツアーを開催する予定ですよ。