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[Taka-talk]大阪WS終了!

今回の大阪WS開催は、昨年の11月下旬に東京で開催したWSの終了の投稿をした際、関西での開催を希望される方が居て、メールを頂いた事がきっかけで、昨年の6月末に開催して以来、約半年振りに開催させて頂いた大阪WSは、初級(スイング 4/4)11名、初中級(アフロ キューバン 6/8)12名、と大勢の方々に参加して頂き、無事に終了しました。

参加して下さった皆さん、ありがとうございました。

ちなみに、今回のWSは、各クラス共にビートについてでして、理論的に明確にし、踊れる様になる為のレクチャーをさせて頂きました。

つまり、音の長さをしっかり感じてグルーヴさせて踊れる様になる為のレクチャーです。

題材に使ったステップは、難易度は高くないんですが、ビートを感じながら、表現する為には、かなり明確な意識が不可欠で、簡単ではないんです。

まずスイング(4/4)では、俗に三連符の中抜き(3と1)で打つ様に思われてる方が多いと思いますが、実はそうすると角張った丸みのない音になってしまう。

そこで、アヘッド(前取り)を意識しながら、3はホンの少し前の方で打ち、1はホンの少し遅らせて打つ事…これを{Laid back レイドバック}というんですが、ややフラット気味になるこの打ち方にして音に丸みを出し、心地良い揺れ感を感じる様に演奏する事が特徴になります。

ちなみに、このレイドバックとは、アヘッドを意識して、あえて少し遅らせて打つ手法であり、遅れちゃってビハインドなリズムになってしまうと重く、息苦しいリズムになってしまうので注意する必要がありますよ。

そして、もう一つのビート、アフロキューバン(6/8)は、スイングの様に三連符を軸にした{伸ばす}、{跳ねる}というイメージのビートとは異なり、8分音符や16分音符を主にフラットに演奏されるんですが、その中に強力なシンコペーションや複合的なリズムが混雑する少し変則的なビートです。

このシンコペーションや音の長さを表現出来ないと、ガチャガチャと慌ただしくなってしまったり、ベタッとし瀞臭くなってしまいます。

双方共に、タップを踊る上で、大切な知識や技術ですが、多くの方は、ステップの組み合わせや並びばかりに目が行き、このビートが疎かになってしまってる方が多くいらっしゃる様に感じてたので、レクチャーしてみました。

今回のWSにも、これまでに参加して下さってる方々に加え、18歳の高校生達も参加して下さり、皆さんの意欲的にタップに取り組む姿に僕自身、とても刺激を受けました。

皆さん、ありがとうございました!

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