Taka-Tone

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[Taka-talk]友人が出演する舞台。

昨夜は、僕が上京する数年前にブレイクダンスを一緒に踊ってた事のある友人のモダンダンサー、{水田浩二}君が出演する現代舞踊の展覧会があって、メルパルクホールに観に行って来ました。

メルパルクホールと言えば、毎年ナショナルタップデイが開催されてた会場で、僕も何度となく足を運んでる劇場です。

この現代舞踊の展覧会は、ナショナルタップデイのモダンダンス版という感じで、色んなスタジオの先生方が生徒さんを率いて発表する合同発表会という趣でして、今日、明日の二日間で24団体が約10分間の持ち時間を使ってパフォーマンスするんです。

今日まで知らなかったんですが、こういうフェスティバルの様なモノはタップだけじゃないんですね。

というより、この現代舞踊展は、今回で46回目の様なので、タップフェスティバルよりずっと歴史があり、更に継続されてる事になりますね。

実は、会場に行くまでは、水田君が踊るという情報だけで、どういうモノなのか?は知らなかったんです。(笑)

現代舞踊(モダンダンスやコンテンポラリー等)に関して詳しいワケではないので、レベルの高低は分かりませんが、冒頭の数団体のダンサー達の演目を観て「うわ~っ!日本の現代舞踊のレベルって高いんだなぁ!」って思ってたら、明らかに{街のカルチャースクールの生徒さん達による発表会}と分かる演目も出て来て、何だか微笑ましかったです。(笑)

どんな事も最初から素晴らしい事が出来るワケじゃなく、学び、練習する事で徐々にスキルアップして行くワケですから、勿論、馬鹿にしてるワケではありませんよ。

ちなみに、水田君が{モダンディーズ}として出演した演目は、各スタジオの先生方が生徒さん達を率いてパフォーマンスするモノではなく、モダンダンス界の重鎮の方々による演目で、驚く事に最高齢の方はナント89歳、最年少は50歳の水田君でした。

演目の前半はシリアスに、そして後半の方はポップでコミカルな構成になっており、キャパシテイの広さや余裕を感じました。

ところで、この文章の冒頭で「ブレイクダンスを一緒に踊ってた…」と書きましたが、水田君も僕もブレイクダンスを踊ってたのは2年位でして、彼はその後、地元でジャズダンスを始め、上京後にはモダンダンスを…そして素晴らしいモダンダンサーになり、アメリカやヨーロッパで活躍後帰国し、現在は、主に後進の指導にあたっています。

タップに限らず、現代舞踊の世界もダンサーだけで生活して行くのは容易ではない様ですね。

というか、僕らのタップダンスは、ダンス公演に呼んで頂くだけではなく、企業パーティーやイベント…いわゆる{営業}の仕事も頂く事があって、そういうところからの収入もあるんですが、現代舞踊で、そういう営業の仕事が来る事は極稀らしく、ダンサーだけで生きていく事は皆無の様で、ダンサーほぼ全員がティーチングをしてるらしいです。

僕らタップ界よりも厳しい世界の様ですが、好きな事だから真剣に取り組み続ける事が出来るんですよね。

僕も頑張るぞ!

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