[Taka-Talk]ネジ穴って弛むんですよ。
先月から立て続けに三件「タップシューズのネジ穴がバカになったので直して下さい。」という依頼が来ました。
直すべく、各シューズを見てみると、ネジが弛んでるどころか、ネジ自体が無くなってるのもあって「何故こんなになるまで放置しておいたんだろう?」と思って聞いてみたところ、三名全員が、{ネジは絞めないと弛む}という事をご存知なかったので、書く事にしました。
まず、タップシューズは少数の例外を除き、革製のソール(靴底)に金属製のタップスを金属製の短いネジで留めてるだけですから、こまめに絞めなくては弛んでしまい、更に弛んだ状態のまま使用してると、ネジ穴が広がりネジが抜け落ちてしまい、ネジ穴を補修しなくては使い物にならなくなってしまいます。
尤も、タップシューズにタップスを取り付ける際、接着材を使って取り付ける方も居ますが、そうした場合、タップスが劣化した時に付け替えが効かなくなるばかりか、ソール自体を痛めてしまいますから、普通はそういう取り付け方法はしないものです。
そこで、ネジが弛んでネジ穴がバカになる事を避ける上でも、使用前後のネジ絞めをされる事をお薦めします。
尚、ネジの絞め過ぎもネジ穴がバカになる原因になりますので、絞め過ぎにも注意が必要です。
ネジを絞める時の方法ですが、ドライバーを掌(てのひら)全体で持つと、過度の力が入りますから、指だけで持って絞めると良いでしょう。