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[Taka-Talk]National Tap Day 2016

今年も観に行って参りましたNational Tap Day。

タップをやってる方々やタップファンの方々でしたらご存知ない方はいらっしゃらないと思いますが、ご存知の無い方々にご説明させて頂きますと、このイベントは、日本最大規模かつ、最もメジャーなタップダンスの祭典でございます。

こう書くと、{プロタップダンサーがこぞって出てるステージ}だとお感じになる方もいらっしゃるかもしれませんが、僕の認識ではそうではなく、{数多くあるタップダンススタジオの合同発表会}であり、主役は各スタジオに通う生徒さんや先生方・・・つまりタップダンサーとしてはプロではないんです。

ただ近年は、{NTD アンサンブル}や、{キッズ アンサンブル}等、プロダンサーや振り付け師による演目をはじめ、プロダンサーが出演して盛り上げたり、アマチュアの方々の中にもプロ顔負けのパフォーマンスをするツワモノも居て、見処も増えて来た様に思います。(笑)

そういう僕も、実は過去に一度だけ出演させて頂いた事があります。

尤も、その時は僕がソロダンサーとしての出演ではなく、タップイン時代の先輩である佐藤勝さんからのお誘いでして、出演オファーを受けたのは僕ではなく、佐藤勝さんです。(笑)

彼がお一人で出演されても良かったと思いますが、「川村が一緒に出るんだったら出ようと思うんだけど、出ない?」とお誘い頂いたので出演させて頂いたんです。

というのも、彼は素晴らしいパフォーマンスをされるタップダンサーなんですが、約20年程前に郷里である仙台に戻って以来、東京で開催されるステージに立たなくなり、彼を知ってる方は凄く少なく、多くの方々に彼の素晴らしいパフォーマンスを観て欲しかったんですよね。

ちなみに、2002年に{Monky Jam}というチーム名でデュオで出演させて頂いたんですが、それ以来、一度もこのチームでの活動はしてないので、記憶にある方は少ないかもしれませんが、衣裳がギラギラのシルバーのスーツ・・・別名{チーム コハダ}だったと言えばご記憶に残ってる方もいらっしゃるかもしれませんね。(笑)

まぁ、その話は置いといて、今回のステージの感想です。

前述の通り、このイベントはタップダンスの合同発表会なので、主役は各スタジオに通う生徒さん達や先生方です。

「ん???先生方も?」と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、タップを教えてる先生方は必ずしもプロダンサーではなく・・・というか、プロダンサーでもある先生方の方が少ないので、メインを取れる発表の場はこんな機会くらいしか無いという方も居て、そんな先生にとっても大きな発表の場なんですよね。

だから、先生方も一生懸命・・・というか必死ですよ。

ちなみに、今回、僕が最も関心を持ってたのはキッズアンサンブルでした。

というのも、前回の公演でキッズアンサンブルを担当された加藤邦保先生の演目が圧倒的と言える程に素晴らしかったので、その後を受けるのは本当に勇気が要るし、大変だ!と思ってたからです。

演出の松本晋一さんをはじめキャスティングスタッフは流石で、彼らが今回抜擢したのは、加藤邦保先生の演目とは全く異なるアプローチが出来る、スペシャル ファンキーなタップダンサー{SARO}が振り付けを担当しました。

前回は、立体感や奥行きやフォーメイションや流れ等、秀逸でして、子供である事を忘れてしまう程の超大作でしたが、今回は、音楽を使わず全てアカペラでのリズムとパッションの応酬!

というか、小さいSAROが大勢居て可愛かったですよ。

あっ!SAROが可愛いワケじゃないですよ。(笑)

それにしても、前回の加藤先生の演目と言い、今回のSAROの演目と言い、子供達の対応力は素晴らしいですね。

こういう経験が出来る機会を持てる事は、子供達にとっても、良いですね!

振り付けを担当する方によって、全く異なる世界を創る事の出来るタップってヤッパリ面白いですね!

来年はどんな演目になるんでしょう?

ところで、そのSAROも出演する、JAM TAP DANCE COMPANYの公演がいよいよ二週間後に迫って参りました。(演出は前述の加藤邦保先生です。)

ちなみに、どの回もチケットはご用意出来ますので、こちらも是非お見逃しなく!

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