[Taka-Talk]本当に最期かも?※長文です。
先日から、何度か投稿させて頂いてますが、4月30日と5月1日の二日間、僕の古巣でもあるJAM TAP DANCE COMPANYの公演が開催され、僕も出演させて頂きます。
ご存知の方々もいらっしゃるとは思いますが、このカンパニーは、タップ専門スタジオのTAP INN(現TAP IN)を主宰する加藤邦保先生が、生徒達にプロとしての活動の場を作る為、旗揚げし、これまでに何度となく公演を重ねて来たタップダンスカンパニーです。
特筆すべきは、タップダンスのマスター オブ マスターである{Jimmy Slyde}を1994年より2006年までの間に4度に渡り招聘し、公演を開催した事です。
1994年の初来日公演では、「一つのタップダンススタジオがJimmyを独占すべきではない!」とスタジオの内外から、出演者を募り開催されました。
また、Jimmyが来日して公演する事になったのは、加藤先生の「凄いタップダンサーを招いて大きいショウをやろうと思ってるんだけど、お前は誰と一緒に踊りたい?」という問い掛けからなんですが、そのやり取りが面白いんですよ。
僕 「Jimmy Slyde!」
加藤先生 「Jimmy Slyde manか!」
僕 「いやいや、映画の{TAP}でスライドをやってたお爺ちゃんで、{man}は付かないんですけどね。(笑)」
勿論、加藤先生は、Jimmyの存在も素晴らしさもご存知でしたが、名前や経歴等詳しくはなかったんです。(笑)
・・・、僕が言いたいのはそこではなく、その後の加藤先生の行動力と実現力の凄さなんです。
加藤先生はその直ぐ後に、ニューヨーク在住の加藤先生の教え子である{加藤みゆき}さんに「Jimmy Slydeを呼んでショウをやりたいんだけど連絡取れる?」と電話して、翌月にはJimmyに会いにアメリカに行き、来日公演を決めて来たんです!!!!!
そのお知らせに{天にも昇る}気持ちになった僕ですが、1994年に彼が初来日した時の公演には諸事情があって、出演が叶わなかったんですが、どうしても行けなかった1回を除き、7回公演中6回観に行きましたよ。
その来日公演があったからこそ、翌年・・・というか、その翌月に渡米し、Jimmyに弟子入りする事が出来たワケで、今の僕があるのは、加藤先生のお陰なんです。
加藤先生ご自身、「俺は裏方」と仰ってるので、表に立って目立とうとするワケでも、派手に自己主張をする方ではないので、一般的には有名ではないかもしれませんが、プロのタップダンサーやタップの先生を育てた方として日本では郡を抜いてて、加藤先生の影響下に無いタップ関係者は少ないと思います。
また、自分のスタジオだけではなく、タップ界全体の進歩や発展を願ってる方なので、{JAM公演}はこれまでにも、タップインの内外から色んな方々が出演してまして、今回も、浦上雄次、横山偵大(SARO)、戸津晃子(AKKIN)、門田ともみ(TON)、松浦剛士がスタジオ外部から参加します。
JAMの公演をご覧になった事が無い方々でも、昨年のナショナルタップデイのキッズアンサンブルで、振り付けと演出を担当され、その圧倒的とも言える演出や振り付けを披露され、大好評を博したので、記憶に新しい方も少なくないと思います。
近年のJAM公演では「もう、今回で最期だよ!」というのが加藤先生の口癖の様になってますから、今回もそうだろう!と思ってたんですが、もしかすると本当に最期になるかもしれません。
そんな気がしてならないんです。
今回が最期になるかもしれない{加藤邦保ワールド}。
ご都合の合う方は、お見逃しになりません様、是非お越し頂きたいと思います。
『MONSTER TUNE』
※日時:2016年4月30日(土) 17:00 , 5月1日(日) 13:00/16:00
※場所:あうるすぽっと(豊島区東池袋)
※料金:5,000円(税込)
※出演:白川 希・横山禎大・小島和夫・松浦剛士・赤坂茉紀・阿部涼夏・井出典子・門田ともみ・茅野春菜・戸津晃子・中川結葵・浜崎由紀子・森 千恵
浦上雄次・川村隆英
ご連絡頂ければ、その時点で最もお薦めの席をご用意させて頂きますので、よろしくお願いします!