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[Taka-Talk]疑心暗鬼

{ダメなモノをダメと言えない(言わない)風潮}に対し、僕は常々「良くないなぁ!」と思うんですよね。

日本語には、{言わぬが花}、{沈黙は金、雄弁は銀}という諺が、英語には、{Silence is wisdom when speaking is folly.(喋って馬鹿をみるのなら、黙っているのが利口)} という諺がありますが、僕は、{言い勝ち功名}・・・つまり{言わなければ聞こえない}の方が、優しさや思いやりがあり、正直だと思いますが、皆さんはどう思われるんでしょう?

尤も、優しさや思いやりの無い発言は意味が無いとも思います。

そんな中、昨日も、「あぁ…まただ!」・・・そして、その結果に「ほら!やっぱり」と思う事がありました。

それは、世界水泳のシンクロの演技中の解説者のコメントなんですが、素人の僕の目にも「あっ!上手くいかなかった!」としか思えなかったのに、その演技の瞬間の解説者の言葉は「よしっ!」。

「いや、良くないでしょ!」と思ってたら案の定、減点対象に。

解説者もかつては演者だった筈で「後輩の演者を応援したい!盛り上げたい!」という気持ちでそう言ってるんだと思います。

勿論、その気持ちは理解出来なくはないんですが、専門的な知識があり、的確な解説が出来るからこそ解説者として呼ばれてると思うので、応援する気持ちがあるとしても{いい加減で的外れな事}を言うのは無責任だと思うし、後輩だって「いや、上手くいかなかったでしょ!この人(解説する先輩)の言う事は信用出来ない!」となるんじゃないでしょうか?

これは、スポーツ解説に限らず、色んな事柄においても感じる事で、似た事も幾つかあります。

ちなみに、似た事とは、{お世辞}や{誇張(ハッタリ)}等で、時として必要な事もあるとも思いますが、僕は嫌悪感というか、残念な気持ちにさせられる事も少なくないんですよね。

勿論、プロと呼ばれる人の場合、{思い上がらない程度の自信を持つ事や、虚勢を張らない程度の誇張}も時として大切だと思いますが、度を過ぎてると「お前は何様だよ!」となってしまいます。

つい先日も、ある知人の「自分はこんなに活躍してる!」とか「こんなに凄いんだ!」という内容の自己アピールを読んで、「ハッキリ言って、君は箸にも棒にも掛かって無いと思うよ!」って思いました。

度を越した自己アピールは、反感を買うだけなんですけどね。

だから、僕は謙虚でしょ?(笑)

更に情けないのは、{モノの良し悪し}を見極められず、その自己アピールを信じ込み、大恥を掻いてる上に、反省のないマスメディアと、マスメディアの情報を鵜呑みにしてしまう視聴者。

自分の感性は無いのかね?

逆に、全てを疑ってかかり、結果的に{何も信じられない(信じない)}という方も居て、それはそれで悲しい事ではありますけどね。

だから、僕は日頃から、マスメディアで絶賛されてる事でも、半分で聞き、自分自身の価値観に素直に生き、判断する様にしてるんですが、皆さんはどうですか?

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