Taka-Tone

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[Taka-Talk]正確に伝える事の重要性

先日、浦上君のライブを観に行って、{素晴らしかった}という事を書きましたが、そのライブ中のMCで、確認の意味だったんだと思いますが、浦上君が客席に居る僕にある事を聞いて来ました。

ただ、少し違ってたので、訂正して話したんですが、後日その場に居た後輩の一人から「あそこで、微妙な違いを訂正する必要あったんですか?また、Takaさんがイチャモンを付けてる!と思われたんじゃないですか?」と僕を心配してくれましたが、あの内容でイチャモン付けてると思う人が居るのかな?と思いましたが、皆さんはどう思われるんでしょうか?

・・・と書いても、ワケが分からないですよね?

なので、詳しく書きます。

まず、浦上君が話したのは、スティーブ・コンドスというタップマスターが亡くなった時の事でした。

浦上君がステージ上から
「昔、スティーブ・コンドスという素晴らしいタップマスターが居ました。・・・(中略)、そんな彼は亡くなる時も凄かったんですよ。
彼は、ショウが終わって、袖にハケたらパタッと倒れて、そのまま亡くなったんですよ。
そのショウは本当に凄いパフォーマンスだったらしくて、共演したタップマスター達もみんな絶賛してたみたいなんですよ。
ダンサーとしては理想的な死に方をした方ですよね。
そうですよね?Takaさん?」


「ちょっと違う!
彼はショウが終わった後、袖でパタッと倒れたんじゃなくて、楽屋に戻って椅子に腰を掛けたまま亡くなってたんだよ。」

もっと詳しく書くと、そのショウでのスティーブは神憑りなパフォーマンスをしたらしく、Jimmyをはじめとする共演したタップマスター達が彼を称賛しようと、楽屋の椅子に座ってるスティーブに声を掛けたら、亡くなってたんですよ。

ちなみに、この話はその場に一緒に居たJimmyから聞いた話なので、間違いありませんが、最初にスティーブが亡くなってる事に気付いたのは誰なのか?は聞いてないので、想像で話す事は出来ません。

ねっ!ちょっと違うでしょ?

確かに、大した違いは無いのかもしれませんが、そのちょっとした違いが、少しづつ増えて来ると、全然違って来るワケですから、より正確に伝え、間違ってれば知ってる人が訂正すべきだと思うんですよね。

更に言えば、知らない事は知らないワケですから、変に尾ひれを付けたりせず、知ってる事のみを話す事が大切なのは言うまでもありません。

その後輩は僕を心配しての事なので、ありがたい限りですが、例え「またTakaがイチャモンを付けてる!」と思う方が居たとしても、きっと今後も、僕は訂正すると思います。(笑)

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