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[Taka-Talk]《足し算》と《引き算》

昨日は、ワークショップに参加して下さってる数名の方々が出演する、某タップダンススタジオの発表会、そして今日は、後輩タップダンサーである山本麻記子ちゃん、綾香ちゃん、Show-coちゃん達3名のタップライブ《点 from TAP~COLOR~》を観て来ました。

まず、発表会ですが、近年では珍しく、入場料が無料で、その事にまず一つ関心しました。

当然ながら、発表会と言えど、会場費や音響や照明は勿論、経費は掛かるワケですから、多少の入場料を徴収するのは仕方ないのも現実なんですが、それを徴収しないワケですからね。

逆に、幼稚園のお遊戯会の様なヒドい内容にも関わらず、発表会どころか《公演》と称してプロのステージの様な金額を徴収するとんでもない団体もありますから、昨日の某タップスタジオの発表会は『天晴れ!』だと思います。

更に、関心したのは、恐らく生徒さん達は、この日の為に遊ぶ事を二の次、三の次にして、一生懸命に練習して来たんだろうな!と想像出来た事です。

出演した生徒の皆さん、本当にお疲れ様でした!

次に、《点 from TAP~COLOR~》ですが、このライブは岩手、岡山、そして東京でのライブで、後輩であり、若手タップダンサーの3名が一生懸命に考え、工夫して作ったモノで、《ナイスチャレンジ!》でした。

ちなみに、僕が面識があると思ってたのは、山本麻記子ちゃんだけだと思ってましたが、Show-coちゃんはタップはもう辞めてしまってると思ってたタップイン時代の後輩だという事が分かり、タップを続けてた事に嬉しい気持ちになりましたよ。

綾香ちゃんに関しては、僕は直接の面識は無いと思ってましたが、過去に会った事があるみたいで、挨拶された時に『初めまして!』と言ってしまい、失礼な事をしてしまいました。

綾香ちゃん、ごめんなさい。

ところで、このライブの感想を麻記子ちゃんに聞かれたので、彼女には良いと感じた面もそうではない面も直接感想を言いましたが、タップを用いたコンテンポラリーという趣で、正直僕には『???』とハテナマークがあったライブでした。

尤も、タップに限らずパフォーマーは、自分の伝えたい想いやスタイルを自由に考えてパフォーマンスするモノなので、誰がどう感じようと、自分の想いに正直に行動すれば良いと思いますが、タップの先輩として、またタップ仲間として、親愛を込めて提案すると、『足し算だけではなく、引き算』という考えを持ってみるともっと良かったかな?と思います。

そこで、僕が思う《足し算》と《引き算》ついて書く事にしました。

まず、《足し算》とは、知識や技術を学びボキャブラリーを増やして行く事でなので、アマチュア、プロを問わず、必要不可欠な大切な作業です。

それに対して引き算とは、ある程度学んだ、プロを目指す方やプロが考え、工夫する事で、これまでに学んだ知識や技術のトゥマッチな部分を削ぎ落として、よりシンプルにして行く作業です。

つまり《足し算》は学びボキャブラリーを増やして行く事で、個々の段階によって《引き算》をする事も大切になってくるというワケです。

上手く伝わってるかな?

ともかく、皆さんお疲れ様でした!

タップを楽しんで行きましょう!

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