[Taka-Talk]タップダンスのサウンド!
多くの方々がご存知の通り、タップダンスとは、踊りながら音を奏でるダンスであり、このダンスを踊るダンサーは、ダンサーであると同時にミュージシャンだと言えます。
タップマスターやドクターと呼ばれる偉大なタップダンサーの素晴らしいパフォーマンスを観てると、ダンス面でのムーヴメントの素晴らしさは勿論、音楽面の奥深さや表現の豊かさに感動を覚えます。
そこで、今回のコラムでは、音楽面の中でもサウンドについて書こうと思います。
サウンドは、基本的にtone(音色)、rhythm(律動)、groove(乗り)、beat(音節)、melody(旋律)という要素があり、melodyの中にはphrase(楽句…旋律のひと区切り)というモノがあります。
toneやrythmやgrooveやbeatについては、皆さんもご存知だと思いますが、melodyやphraseって分かりますか?
タップの場合は、melodyを奏でる上で必要不可欠と言える《明確な音階》というモノが存在しませんが、マスターやドクターやレジェンドと呼ばれる方々の中には、音階が存在するんじゃないか?と錯覚してしまう様な豊かな表現力のある方もいます。
20年ほど前に、僕は不思議に思い、我が師匠JIMMY SLYDEに『どうして音階が出せるんですか?』って聞いたら、『タップやドラムは音階は出せないけど、音階が出せる楽器の何倍も音階の意識を持って奏でるんだ。そうすると音階がある様に聞こえるんだ。その為には、色んな音を出す為の練習と心で歌う事が必要なんだよ。』とアドバイスを貰いました。
それ以来、サウンドの要素の全てを考えて練習し、表現する様になりました。
タップは面白いんだぜぇ!