Taka-Tone

Jazz Tap Dancer Kawamura Takahide Official Home Page

[Taka-Talk]勘違い…

以前、僕のプライベートレッスンを初めて受けた方からの、とある質問に対して、『きっと、同じ勘違いをしてる方々が沢山居るんだろうな?』と思ってコラムに書いた事がある気がしますが、つい先日も、同様の質問があったので、書く事にしました。

その質問とは、『毎日の様にレッスンに通ってるのに、全然上達しない!どうすれば上達しますか?』というモノでしたが、その質問に対して『クラスでレッスンを受ける以外に練習はしてますか?』と聞くと、『レッスンに行ってるので、練習してます。』と、まるでデジャヴの様な返事が返って来た事についてです。

彼らはレッスンやクラスに通う事イコール練習だと思ってたんですよね。

クラス(ワークショップを含む)やレッスンは、知識や方法を教わり、学ぶ場所であり、練習は、その知識や方法を反芻して考え、動かす事によって理解を深め、技術や表現を身に付ける作業なので、全く異なるモノなんですよね。

理解してなくても、ある程度までは出来る様になる器用な方もいますが、それには限界があり、あくまでも、それなりにしかならないと思います。

勿論、『頭デッカチになれ!』という事ではなく、『学ぶ事と、練習する事の違いを知り、両方を実践するべきだ!』という事です。

また、これ以外にも、多くの勘違いがあります。

まず、《ステージ経験を積みさえすれば上達する》という勘違いがありますが、ステージ経験を積むだけでは上達は望めません。

矛盾してる様に聞こえるかもしれませんが、ステージ経験を積む事は、上達する為のプロセスの一つでもあります。

その違いとは何か?というと、その経験で得た反省点を見付けて修正出来るか否か?という事です。

頻繁にステージ出演を重ねる事によって、反省点を見付けて直すどころか、振り付けを覚える事だけに追われて、基本的な事さえ出来なくなる事もあるんですよ。

僕も踊る事が好きなので、なるべく沢山ステージを踏む機会を持ちたい人ですから、気持ちは分からないワケじゃないですが、スキルアップを考えて、反省点を修正する充電期間を必ず作りますよ。

次に挙げる勘違いは、《先生呼ばれる方が全て同じではない》という事です。

先生も師匠も同じ意味と捉えられがちですが、先生には、中身に関わらず生徒《Student》に物事を教える事を生業にする全ての人の事を指す《Teacher》と、教え子《Disciple》の成長を心から願う人《Mentor》の二つあり、師匠《Master》とは、一緒に仕事をする中で、弟子《Pupil》に助言し、正しい道に導く人の事です。

《Master》は日本語でも《師匠》という言葉で区別されてますが、先生はあまり区別されてませんが、二つの意味があるんですよ。

《Teacher》が必ずしもダメな先生という意味ではないんですが、教わる方々にとって、良い先生は《Mentor》となり、教わる方々にとっては《Mentor》に出会える事が、また教える方々にとっては教わる方々の《Mentor》である事が大切ですよね。

僕の事で例えると、日本の先生である加藤先生と僕は、《Mentor》と《Disciple》という関係で、JIMMY SLYDEと僕は《Master(師匠)》と《Pupil(弟子)》の関係という事になります。

最後に、ありがちな勘違いですが、《先生方はプロダンサーの様に踊れて当たり前!プロダンサーは、先生方の様に教えられて当たり前!》という勘違いです。

先生が《Mentor》だったとしても、必ずしもプロダンサーの様に踊れるというワケじゃないし、その逆も然りで、役割が違うんです。

勿論、その両方が出来る方も居ますが、それは稀だと言えると思います。

僕はあくまでもプロのタップダンサーですから、タップダンサー目線での伝え方しか出来ず、プロの先生の様な教え方は出来ませんが、ワークショップやプライベートレッスン等では、タップダンサー目線だからこそ出来る知識や技術やタップの素晴らしさを伝える《Mentor》になれる様に心掛けてますよ。

最近は、TAP RUDIMENTをしっかり学ぼうとする方々も増えて来て、やり甲斐があります。

他にも勘違いと言える事柄は沢山ありますが、長くなってしまうので、気が付いたら、改めてコラムに書こうと思います。

また、質問があれば、ご遠慮なく、コンタクトページからご質問下さい。

-->

Comments are closed.