Taka-Tone

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[Taka-Talk]ナショナルタップデイのプレパーティーにて

実は昨夜、ナショナルタップデイのプレパーティーがあり、一曲だけですが出演しました。
ご存知の方々もいらっしゃると思いますが、僕の音は小さいし、自分の奏でる音質や、ムーブメント、そしてミュージシャンとのコミュニケーションを大切にしてるジャズタップダンサーなので、色んな方々が出演する昨夜の様なイベントでは、僕の音が小さい為に、大切にしてる音色が聴き分け難かったり、聞こえない事、また最大の不安材料は、ミュージシャンが、ジャズミュージシャンではない事も多く、自分のタップを表現しづらい状態になる可能性があるので、ほとんど参加する事は無いんです。
ただ、昨夜のプレパーティーは、僕の友人のタップダンサーSUJI君から一月中旬に「Takaさんはジャズタップの先駆者(日本において)なのに、若いダンサー達にはあまり知られてません。Takaさんのタップを知って貰いたいから出演して欲しいんですが・・・いや、出演すべきです。」との依頼があって、彼の心遣いが嬉しくて、出演する事にしましたが、僕の個人的な事情でオフレコにして貰い、サプライズゲストとして出演させて頂きました。
僕のタップを見た事の無い方々に見て貰う良い機会になりますし、それ以上にSUJI君の「僕のタップを知って貰いたい」と言ってくれたのが嬉しく、有り難かったんです。
正直、今思えば、僕も若い頃は、自分の周りの事しか見ようとしなかった様な気がしますし、あまり沢山の方々が参加するステージやイベントに参加してないので、あまり知られてないというのも、仕方ないかな?とも思います。
僕のタップは派手で凄そうなステップは使わないので「派手で細かいステップを好む傾向にある若者達に僕のタップが受け入れられるのかなぁ?」という不安はありましたが、実際はどうだったんでしょうか?
音に関しては、サウンドチェックの時、僕の音を知ってる、松本晋一さんや加藤忠君に聞いたところ、「Takaちゃんが満足出来る音じゃないかもしれないんだけど、ちゃんと聞こえてる。」という事だったので、安心して踊りました。
僕がメインのライブではないので、あまり、うるさいのも、どうかと思いますからね。
ミュージシャンに関しては、昨夜の様なイベントに出演するタップダンサーの多くは、予め振り付けられたタップを踊る方々がほとんどで、僕の様に即興で踊る人は少ない為、共演するミュージシャンも、ジャズミュージシャンというより、譜面通りに演奏出来るスタジオミュージシャンの様な方々が多く、ジャズタップダンサーの僕には、いささか段取りっぽく感じてしまい、イマイチ、コミュニケーションが取りづらいんですが、昨夜のミュージシャン達は、ジャズミュージシャンだったので、インプロヴィゼーションでのコミュニケーションも取れて楽しかったです。
特にギタリストの渡邊智幸君はナカナカ良かったですよ。

ジャズタップ=ジャズと捉えてるので、共演するミュージシャンがジャズミュージシャンだと助かります。
僕のコラムでも、よく書きますが、俗にジャズスタンダードと呼ばれる曲を譜面通りに演奏するだけでは、ジャズミュージシャンだと言えず、ジャズ演奏をしてるかどうかという事が大切です。
逆に通常はジャズとして演奏されない曲でも、演奏方法や表現方法がであれば、ジャズ演奏と言えるんですよね。
例えば『枯れ葉』という曲は、ジャズで演奏される事が多い曲ですが、元々はシャンソンとして、唄われ演奏された曲ですし、僕が時々、踊り、演奏する『荒城の月』『靴が鳴る』といった日本の曲でも、演奏がジャズであれば、それはジャズなんですよね。

それから、昔からの友人のタップダンサーに沢山お会い出来た事も嬉しかったですね。
昨夜の出演者を順不同、敬称も省略させて頂きますがご紹介します。
先ずは、レデイファーストで女性から、橋本祥、みすみゆきこ、冨田かおる、リズムK、高橋しんこ、関島邦江、薄井由美子、NANA、なつ、アツ、YOSHIKO、レオナ。
次に男性、SUJI、松本晋一、穴田英明、加藤忠、渡辺和巳、藤川誠、松本智、小島和夫。
時々会う方々もいましたが、久々に会う方々や初対面の方々もいて、かなりテンションが上がりましたよ。
皆さん、タップに対して真摯に取り組んでて、嬉しくなります。
本編18日、19日も楽しみにしてます。
ちなみに、僕は、19日の17時の公演に見に行きますので、僕を見掛けた方は、気軽に声を掛けて下さいね。

それから、終演後に、お客さんや、共演者の皆さんから嬉しい言葉を沢山頂きまして、声を掛けてくれたSUJI君に感謝してます。
皆さん、とても嬉しい言葉を下さったんですが、特に嬉しかった言葉を紹介します。
まず、僕のタップイン時代からの先輩でJimmyとも親しかった、みすみさんからの言葉です。
「Takaのタップを見てると、Jimmyが言ってた、JOYが大切だ!と言ってた意味が解るよ。Jimmyも喜んでるよ。」

親友の松ちゃんこと松本晋一さんからの言葉です。
「Takaちゃんはやっぱり凄く良いよ。見てると幸せな気持ちになるよ。出てくれてありがとう!」

そして、僕がニューヨークに住んでた頃からの友人で、Jimmyと僕の師弟関係を良く知ってる橋本祥さんの言葉です。
「Takaのタップを久しぶりに見れて良かったよ。Takaを見てて、涙が出たよ。Jimmyが側に居たよ。」と言って涙を流してくれました。
僕も思わずウルッと来て「そんな事を言ったら、僕も泣いちゃうよ!」って彼女の顔を見れなくて逃げて来ました。

しつこい様ですが、やっぱり、タップ仲間やタップ好きな方々とお会い出来るのは嬉しいですね。

タップダンス、万歳!

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