Taka-Tone

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[Taka-Talk]いやーっ!興奮しました!

昨日、石川県立音楽堂でのショウが終わりました。
念願の山本剛さんのトリオとの共演で、実に12年振りでした。
国内を拠点に活躍されてるジャズピアニストは数多く、素晴らしい方は少なくないんですが、僕にとって山本剛さんは、別格なんです。
プロのミュージシャンは皆さん、高い演奏技術をお持ちなのは当然ですが、だからと言って、全てのミュージシャンに惹かれる訳ではありません。
剛さんのピアノは、これみよがしにテクニックをひけらかしたり、得意げに誰かの模倣をするピアニストとは違い、山本剛さん以外の誰でもないその表現は、繊細で、ゴリゴリSWINGし、トリオとの一体感も素晴らしいんです。
僕の師匠、JIMMY SLYDEのタップを見てても、そう感じましたが、JIMMYは決して自分本位にテクニックをひけらかして踊ったりはせず、いつもミュージシャンとのコミュニケーションを大切にしてて、まるでステージ上で会話をする様に踊ってました。
見た目の派手さは無いんですが、スムースで、楽しそうで、見てる僕らを幸せな気持ちにさせてくれました。
中でも、JIMMYと、ジャズピアニストBARRY HARRISのデュオコンサートは、以心伝心という言葉がピッタリで、ジャズ用語で言う「インタープレイ」でした。
僕も将来は、尊敬する剛さんと「JIMMYとBARRYの様なデュオのコンサートをやりたいなぁ!インタープレイしたいなぁ!」と思います。
いやいや、今の僕には、早過ぎますけど・・・頑張ります!
それから、トリオのメンバーも強力で、ベースは、剛さんと頻繁に演奏してて、13年振りの共演だった香川裕史さん、ドラムは、僕が10代の頃から兄の様に慕ってて、5年振りの共演だった村田憲一郎さんと僕が考えられるベストメンバーで、香川さんとは、15年以上、村田さんは、もう20年以上お世話になってる大好きなミュージシャンです。
剛さんが素晴らしいのは言うまでもありませんが、主張し過ぎる事のない、ドシッと構え、安定感抜群の香川さんのベースワーク、シャープかつ柔らかく、明確でメロディックな村田さんのドラミング、ウ~ン流石でした。
タップは、SAMこと清宮悟、宇川彩子、そして僕の3名で、久々のSTEPPIN’ JAZZとしての出演でしたが、日本における、ジャズタップダンサーという点で最高のメンバーだったと思います。
ショウは第一部がフラメンコとスパニッシュ、第二部がフラダンスとハワイアン、第三部がタップとジャズ、そして、第四部がコラボレーションだったので、僕らの持ち時間は僅か50分でしたが、素晴らしいトリオ、素晴らしいタップダンサー達と共に過ごせた濃厚な50分間でした。
一曲だけですが、念願だった剛さんと僕のデュオで、共演させて頂き、めちゃめちゃ興奮しました。
今回の企画を持って来て下さった石川県立音楽堂の山本美智子さん、僕らの音を忠実に拾って下さったオトムラのスタッフさん、魅力的な照明を作ってくれた金沢舞台のスタッフさん、劇場のスタッフさん、そして来て下さったお客さん、ありがとうございました。
又、やりたいなぁ!
いや、やります!

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