Taka-Tone

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[Taka-Talk]やっぱり素晴らしい!

僕は自分のライブ前には必ず、誰かのライブを聴きに行く事にしてるんですが、昨日、僕が最も尊敬するピアニスト、山本剛さんの出演するライブがあり、行って来ました。
会場は、目黒駅から徒歩3分位のJay J’s cafeというジャズライブハウスで、バンドリーダーは、めっちゃ陽気でファンキーなドラマー岸田恵士さん、ピアニストは前述の山本剛さん、ベーシストは、吉田豊さん、そして、ゲストに僕が日本人テナーサックスプレイヤーで一番好きな竹内直さんでしたから、このライブを逃す手はありませんでした。

1stセットの一曲目は「STELA BY STARLIHT」でした。
恵士さんが、力強く、切れの良い(決してうるさくない)4ビートを刻むと、そのビートに誘い込まれる様に、直さんのテナーがテーマのメロディを唄い、剛さんが、そのメロディに囁き掛ける様に続き、豊さんが、的確なバッキングで応え、テーマを終えると、直さんの星を散りばめる様なソロに突入し3コーラス吹いき、次に剛さんの優しく柔らかく、時には星が煌めく様なソロで3コーラス奏で、恵士さんの流星郡を見る様なドラミング、それは、音によるコミュニケーション以外の何物でもなく、正にインタープレイでした。
このセットは5曲の演奏がありましたし、2ndセットも聴いたんですが、全部のお話しをすると長くなってしまうので、あえてひかえますが、あっという間でした。
実は、1stセットの3曲目の演奏中に、剛さんに「Taka、シューズを履いて!」と言われ、4曲目で飛び入り参加させて頂いたんですが、凄いメンバーの中で踊る緊張感や不安で、ドキドキしてると、剛さんの指先から奏でられたメロディは「CUTE」でした。
僕は普段、歌曲を踊る事が多く、個人的にはあまり踊る事の少ない曲ですが、剛さんにかかると、この曲もメロディックな曲に変貌を遂げ「こんなに幅の広い曲だったんだ」と感じさせられました。
とは言っても、誰でも、そう出来る訳じゃなく、剛さんだからこそ、なせる技なんだと思いますけどね。
やっぱり凄い!(ちなみに2ndセットでも1曲参加させて頂きました)
今の僕では力不足ですが、将来的に、剛さんのピアノとのデュオでコンサートがやりたいと思っています。
勿論、剛さん以外にも素晴らしいピアニストは沢山いますが、現在ご活動中のピアニストでは一番好きですね。
以前、僕は、剛さんと同様に大好きなピアニストが、もう一人いました。
その方は、市川修さんといって、関西地方を拠点に活躍されてたんですが、残念ながら、3年前の1月31日に、くも膜下出血で亡くなってしまい、僕はショックのあまり、関西地方でライブをする気になれませんでした。fu
ただ、僕の後ろ向きな気持ちに対して、修さんが天国から喝を入れてくれたんだと思う様な出会いがありました。
それは、一昨年の8月に、僕の友人のTAMANGOというタップダンサーが来日した機会に、一年半振りに京都でライブをやる事になり、京都在住のSAMにミュージシャンを集めて貰った時の事でした。
低予算だった為、若手のミュージシャンを集めて貰ったので、正直期待してなかったんですが、その中に、目を見張るピアニストがいたんです。
テクニカルとは言えないにしても、彼の演奏に取り組む姿勢や、熱さがビンビンと伝わって来て「彼は何者だ?」と衝撃を受け、一目惚れしました。
〓あっ、そっちの気はないですよ。(笑)
そこで、色々な話しをするうちに、修さんの弟子だという事が判明したんですよね。
そうです。
僕のバンド「THE SUCCESSORS」のピアニスト、福島剛(ふくしまたけし)です。
きっと、修さんが、引き合わせてくれたんだと思います。
TAKA TONEのベーシストはイチさんで決めてたんですが、ナカナカ、ピアニストが決めらず、ずっと捜してたんですよ。
このHPにも情報は載せてますが、TAKA TONEのライブは2月6日(東京)、2月11日((静岡)で、山本剛さんのトリオとは、石川県立音楽堂で2月22日に開催されるイベントに出演しますので、是非お越し下さい。

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