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[Taka-Talk]僕の好きな日本人タップダンサー その④

年内、最後のコラムです。引き続き、僕が好きな日本人タップダンサーに限定して、紹介してます。紹介したいタップダンサーは、まだまだ沢山いますが、キリがないので、今回の紹介まででとりあえず、僕の好きなタップダンサーの紹介は一休みします。

{加藤忠}
彼は、タップインの後輩でして、タップ歴は長いんですが、プロとしての活動は最近になってやっと始めたという、謙虚な青年です。
最近は、タップを始めて僅か数年で教え始めたり、ダンサーとしての仕事を取ってる人がいますが、僕はタップはそんなに、簡単なモノじゃないと思います。
勿論、プロとしての活動は、ダンサーとしてでも、先生としてでも、資格が要る訳じゃないし、キャリアが短くても、光る才能を持った有望な方([ちゃる]とか)はいますが、知識も技術も持ってないのに、平気でプロとして活動してる人がいます。
正直そういう人を見ると「なんだろうな?」と思ってしまいます。
尤も、ただ、長くやってるだけだったり、アメリカ帰りというだけで知識や技術が乏しければ、同じ事ですけどね。
そういう意味でも、カトチュウは、知識や技術もあるし、彼独自の表現もある良いダンサーです。(ちょっと褒め過ぎかな?)
カトチュウのタップは音楽的で、爽やかで、カワイイタップというイメージがあります。
前に紹介したSAMもカワイイんですが、SAMはアグレッシブでカワイく、カトチュウは、爽やかでカワイイという感じでしょうか?
これから、益々伸びて来ると思わせるタップダンサーです。近年の活動は、ジャズタップダンサーとしてのソロライブ、橋本サチさんと共に行うライブ活動、ミュージカルの出演等、マルチプレイヤー振りを発揮してます。

{SUJI}
彼は、RONⅡ同様、元、STRIPESのメンバーで、現在は、独立して活躍してるタップダンサーです。STRIPESのリーダーのHIDEBOHも僕の好きなタップダンサーの一人ですが、彼はあまりにも有名な為、あえて僕が紹介する必要は無いでしょう。
僕の趣向かもしれませんが、正直、ファンクタップと呼ばれるタップスタイルは、バンギングする人が多く、うるさく感じて、あまり好きではありませんでしたが、SUJIこと、うらがみゆうじ君のタップを見てからは嫌いなスタイルでは無くなりました。
というより彼のタップは好きです。
ファンクタップは元々、Savion Gloverが踊ってるタップスタイルの事を、第三者が一つのジャンルとして名付けたジャンル名です。
勿論、Savionのタップは素晴らしいと思いますが、彼のスター性やカリスマ性からか、表面上の細かいステップや、派手なステップばかり真似て、力任せで雑なタップになってる人(特に若手)が多く、音楽性の貧困さに、魅力を感じませんでしたが、SUJIにしてもSavionにしても、心地良い音を奏でる、魅力的なタップダンサーです。
どんなジャンルでも良いモノは良いし、良くないモノは良くないんですよね。
尤も、見る方の趣向によって、感じ方は様々でしょうけどね。

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