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[Taka-Talk]タップシューズのメンテナンス方法 その②

前回に引き続き、タップシューズのメンテナンス方法のお話しをします。
今回は、タップスのメンテナンス方法です。
タップスは躍ってるうちに、緩んで来るし、フロアの状態によって、傷も付きます。
緩んだり、傷が付いたりしてると、出る音も当然変わってきます。
『緩んだ場合の直し方』
①ネジを絞めて空回りしないかどうか確認します。
②空回りしないで締まる様でしたら、それで終了ですが、空回りしてしまう様でしたら、タップスを外します。
③空回りしたネジ穴の屑を綺麗に取り除きます。
④ネジ穴の大きさに合わせて、木釘を削ります。(この木釘は、東急ハンズ等でも売ってますが、杉の木の割り箸を削って代用が出来ます。この時の木釘の先はネジ穴より少し細く、頭は少し大きく、そしてネジよりも2㍉ほど長く作るのがポイントです)
⑤接着剤をネジ穴に流し込みます。(接着剤は、ゴム状のものでも使用可能ですが、ゼリー状の瞬間接着剤を使うと、便利で簡単ですよ)
⑥木釘をネジ穴にねじ込みます。
⑦木釘がネジ穴に定着したら、頭を平らに削って、再度タップスを取り付けて終了です。(この時、ネジ穴に木釘が定着してないと、やり直しになりますから、ご注意下さい。)

『タップスの傷の直し方』
金属鑢(ヤスリ)を使って、表面が滑らかになる様に、傷付いた部分に鑢掛けをして、最後に目の細かい鉄用の紙鑢を掛けて終了。
尚、鑢の掛け過ぎはタップスの音を変えてしまうので、ご注意下さい。(この時使用する金属鑢は、目の粗い荒目でも良いんですが、逆に傷付けてしまう恐れがありますから、細目や油目の鑢で、根気よく鑢掛けした方が良いと思います。)

タップシューズを大切にする事によってタップダンスに対しても、真摯に接する事が出来ると思いますよ。

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