[Taka-Talk]タップシューズのメンテナンス方法 その①
タップダンサーにとってタップシューズは、必要不可欠な楽器ですから、愛情を持って接しなくてはいけません。
大切に使えば永く使えるし、良い音が出ます。
シューズ自体が良いモノでも、メンテナンスをしなければ、数カ月もすれば、良くないシューズになってしまいます。
例えば、靴磨きを怠ると、乾燥してひび割れしたり、爪先と踵の内側が擦れて、破れてしまいますし、タップスのネジを絞めてなければ、緩んで、カチャカチャした音になってしまい、それでも放置すると、ネジ穴がバカになって躍ってる最中にタップスが外れてしまう事さえあります。
トウスタンドやトウステップでは爪先部分を使うので薄くなるのは仕方ないんですが、靴磨きをして油分を与えれば、何もしないよりもずっと長持ちします。
そこで今回はメンテナンスの方法その①として靴磨きの手順をお話しします。
『靴磨きの手順』
①靴クリーナーで、革表面の汚れを取ります。
②汚れを取ったら、水を含ませた柔らかい布を、固く絞り、余計な油分を丁寧に拭き取ります。
③革表面をよく乾かします。
④ヨウジと呼ばれる歯ブラシ状のブラシ(柔らかい歯ブラシでも可)、に靴クリームを適量付け、まんべんなく、付着させます。
⑤靴磨き用ブラシで革目に添って優しくブラッシング。
⑥光沢が出たら、キメの細かい柔らかい布で余分な油を取る様にブラッシング。
以上で終了です。
ちなみに、靴磨きグッズは、東急ハンズや大きい靴屋さんには、靴磨きセットとして売ってますよ。ちなみに僕は、靴クリームはKIWIを、ヨウジは豚毛を、磨き用には馬毛を、仕上げの布はフェルトを使ってます。
綺麗に磨いて大切にしてあげましょう。きっとシューズも応えてくれますよ。