Taka-Tone

Jazz Tap Dancer Kawamura Takahide Official Home Page

[Taka-Talk]タップシューズとフロアについて その3

前回までのタップシューズ、タップスの話しに引き続き、今回はフロアにスポットを当ててお話しします。

前回までの、Taka-Talkでタップダンスを踊る上で、音は、重要だとお話しさせて戴きましたが、いくら、良いシューズを履いても、フロアが良くないと、話しになりません。
タップダンスで使うフロアの材質は、木が普通なんですが、木の種類、厚み、ステージの組み方によって音の違いが出ます。
まず、木の種類ですが、オーク類、サクラ類、チーク等の硬く、目の細かい木がタップのフロアに適してると言われてます。
次に、厚みや組み方ですが、出したい音によって異なりますが、高音を出したい場合は、台座(天板の下に敷くコンパネやタルキ等)の空間を少な目に、その上の天板は厚め(約18mm)みに敷き、低音を出したい場合は、台座の空間を多めに、天板は薄め(約12mm)作ります。
ただし、台座の空間が少な過ぎると、カチャカチャした音になってしまうし、空間が多過ぎるとボコボコした音になりますから、会場に合わせて出したい音にセッティングしなくてはいけません。
また、生音で踊る場合は別ですが、どんなマイクを使うのかという事も重要で、使用するマイクも、バウンダリータイプ(平たくフロアに置く)、俗にピンマイク(ラベリア)と呼ばれるワイヤレスタイプ、俗に57、58と呼ばれるインストゥルメンタルタイプ等、様々です。
そこで、最も大切なのが、音楽とのバランスであり、僕は、単純にタップの音が大きく聞こえれば良いとは思いません。
僕も、色んなタップのステージを見る機会がありますが、音楽とタップ音のバランスは皆さんかなり苦労されてる様ですね。
蛇足かもしれませんが、僕がライブタイトルを、TAKA TONEとしてるのは、僕がこだわったタップの音色を出したいという考えから、このタイトルにしたんですよ。ハハハ
では、又、次回のTaka-Talkをお楽しみに!

Tagged as: , , -->

Comments are closed.