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[Taka-Talk]タップシューズとフロアについて その1

タップダンスは、踊ると同時に音を奏でるダンスですから、技術や表現と同様、タップシューズとフロアの役割は重要で、タップダンサーにとって楽器と言えるモノです。
また、使うシューズのタイプやタップス(金具の事)フロアの材質によって、サウンドが異なり、おのずと伝わり方も異なる訳で、そのチョイスもタップの楽しさの一つだと思います。
そこで今回は、タップシューズにスポットを当ててお話しします。
先ず、タップシューズの種類は、大きく分類して、オックスフォードタイプ、ハイヒールタイプ、スニーカータイプがあり、その表現方法や衣装(ファッション)によって、使い分けられてます。
オックスフォードタイプは、メンズとレディースがあり、レディースは、若干ヒールが高く作られていますが、最近は、サウンド面を重視して(レディースは少し音が出しづらい)女性でも、メンズタイプを使用される方が多く、メンズタイプは性別を問わないユニセックスなシューズと言えます。
次に、ハイヒールタイプは、俗に言うパンプスタイプで、ヒールは、細く高いので(比較的、太く低いモノもあります)衣装がドレスやスカート等の場合、使われる事が多いんですが、ヒール部分のタップスの大きさが3cm位と小さいモノもあり、音が出しづらく、スタイル重視で、サウンドは二の次と言ったところでしょうか?
次にスニーカータイプですが、これは、まさしく、ファッション重視で、カジュアルな衣装で踊る場合に使われていますが、ハイヒールタイプ以上に音が出しづらく、カジュアルな衣装で踊る場合でも、オックスフォードタイプを使う事が多く、人気薄な感がします。
とは言え、あくまでも、このタイプのシューズはダメという事ではなく、どういうタイプを使うのかは、表現によって異なりますし、趣向という点でも自由ですからね。
ただ、僕は、ハイヒールや、スニーカータイプは、あくまでもステージで踊る場合の衣装との見た目のバランスを重視するモノで、技術向上を目的にしたレッスンには、不向きなシューズだと思ってますけど・・・
勿論、振り付けや、ステージで踊る為には、本番用のシューズを履いてリハーサルする事が必要不可欠なのは、言うまでもありません。
又、同じタイプでもメーカーや品番によって全く、履き心地が異なりますので、自分に合ったシューズ選び大切ですし、それもまた楽しいですよ。
ちなみに僕はカペヂオの、K360というオックスフォードタイプのモノを愛用しています。
このシューズは、販売時は、シューズとタップスが別売りになってまして、取り付ける時は、殆どの方が業者さんというか、職人さんに依頼してます。
僕も、15年位前までは、僕好みのサウンドに作ってくれるピートという職人さんがNYにいて、作って貰ってましたが、帰国して以来、依頼するのが難しくなり、何度か日本の職人さんに作って貰ったんですが、ナカナカ自分好みのサウンドにならなかったので、NYに行った時、ピートに取り付け方法を教わって、自分で取り付ける様になりました。
今は、ピートも引退してしまったので、自分で取り付けるしかありませんが、友人のタップダンサーにも作るほどベテランになりました。
えっ?自分で言うなって?すみません。でも、もう今までに作ったシューズも、500足を超えてかなりベテランですよ。タップスも、マスタータップスや、テレトーンタップスを使いわけてます。
という訳で、次回はタップスについてお話ししたいと思いますので、又、覗いてみて下さいね。

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