Taka-Tone

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『タップダンサー川村隆英。作っちゃいました僕のホームページ』

ついに、アナログ人間の私、タップダンサー川村隆英のホームページが出来ました。
まず、今年の9月に行いました『TAKA TONE LIVE TOUR〜Tribute to Jimmy〜』にお越し下さった方々、ご協力下さった方々に御礼申し上げたいと思います。ありがとうございました。
ライブツアーという事で言えば、これまでにも、何度か開催してきましたが、先日のツアーは、亡き我が師匠、Dr.JIMMY SLYDEに捧げるという、特別なモノでした。
僕が、タップダンスと呼ばれるダンスの存在を知ったのも、惹かれたのも、Berlin Jazz Festivalで踊る彼のタップを見てからでして、それ以来(他界した今も勿論)ずっと僕のスターです。
そして、忘れてはいけないのが、僕の日本の師匠、加藤邦保氏の招きで、約15年前に彼が初来日した時の事です。
諸々の事情で、僕は出演させて貰えなかったんですが、客席から見たJIMMYの生タップには興奮せずにはいられませんでした。
その舞台は、5日間で7回公演だったんですが(確か?)、その内、どうしても行けなかった1回を除いて、6回見たんですが、その公演の最終日の前日に、加藤先生に『川村、明日JIMMYにお前のタップを見て貰う時間を作るから、タップシューズを持って来なさい。お前が一番JIMMYと共演したかった筈だからな。ただスライドはしたらダメだよ。』と言って貰い、翌日のステージの合間に見て頂きました。
その時に、加藤先生の『スライドをしたらダメだよ』という忠告を『スライドを見て貰いなさい。』というフリだと勘違いして、スライドをしまくったら『お前!スライドはするなって言っただろ!』って怒らてしまいました。
ただ、その様子を見てたJIMMYが、加藤先生を制止して『彼のやりたい事は理解出来るから、とりあえず、アメリカに来なさい』と言われ、翌月すぐに渡米しました。
でも、その言葉は社交辞令だった様で、渡米して、JIMMYに会いに行ったら、僕に言った事は忘れてて、『あぁ、そう言えばそうだったね』と言われてしまい、すぐに、弟子入りさせて貰う事は出来ませんでした。
そうは言っても、僕はJIMMYから教わりたい一心で渡米した訳ですから、JIMMYが出演するステージがあると聞けば、ボストンだろうと、コネチカットだろうと飛んで行きました。
いわゆる、追っかけです。まさに金魚のフン状態でした。
JIMMYはタップダンサーであって、教室を持ってる先生ではないので、弟子というのは殆ど取らないんですが、渡米後、約3ヶ月目に、根負けした形で『じゃあ一度レッスンしてみようか』と言って貰い、ボストンへ教わりに行って以来、週一度か、10日に一度のペースで習う様になり、TAKA SLYDEという名前を貰い、弟子にして貰いました。
つまり、加藤先生がJIMMYを招いてショウをしてくれなければ、そして、JIMMYに見てもらう機会を与えてくれなければ、今の僕は無いんです。
Jazz TapやTap RudimentをJIMMYから直接学べた事は僕の宝物になりました。
おまけに『TAKA SLYDE』という名前を付けてくれて、息子の様に可愛がって貰えた事も宝物です。
加藤先生に、感謝、感謝です。
JIMMYは、僕にとって、タップマスターという事だけじゃなく、師匠であり、父でしたから、ちょっと無謀にも見えるツアーではありましたが、沢山のお客さんに足を運んで頂き、スタッフさんに助けられ、無事に終える事が出来ました。
本当にありがとうございました。
勿論、今後も、JIMMYから貰ったTAKA SLYDEの名前に恥じない様、頑張って行きますので、応援よろしくお願いします。

川村隆英

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