Taka-Tone

Jazz Tap Dancer Kawamura Takahide Official Home Page

[Taka-Talk]It’s brand-new! ※いつもながらの長文です。

二ヶ月程前に書きましたが、僕の大親友である松ちゃんこと松本晋一さんが、未使用のCAPEZIOのmaster taps(toe)とduo tone taps(heel)をネットで見付け、9月にプレゼントしてくれました。
※このタップスは、Master taps、Duotone tapsと名称が異なりますが、二つでワンセットです。

僕は25年以上前から、このタップスを愛用してましたが、どういうワケか、10年前ほど前に生産中止になってしまい、今はどこを探しても見付からず「じゃあ自分で作るしかないか!」とオリジナルタップスの作成に取り掛かってはいるんですが、完成の道のりは遠く、まだまだ試作段階ですから、松ちゃんに「お土産~っ!」と差し出された時は、メチャクチャ驚き、暫くの間、興奮が冷めませんでした。

松ちゃん、でかした!

あんたはエライ!(笑)

とにかく入手困難な貴重品な上、これまでに見た事が無い程の美品だったので、暫くの間は飾っておこうかな?とも思ってたんですが、使ってこそのタップスなので、一月のJAM TAP DANCE COMPANYの公演で使用すべく、タップシューズを購入し、つい先ほど、取り付けが完了致しました。

良く見ないと気付かないかもしれませんが、スライドによるソール部分の摩耗した時に張り替えられる様に、更に一枚ソールの革を足して、マッケイ糸で縫いました。

なので、一見するとビルドアップしてる様に見えますが、一枚足した革の中央部分を薄く鋤いてますので、ビルドアップの様に重くも固くもありません。

尚、このマッケイ糸とは、靴を縫う際に使う糸でして、手縫いをするか、靴専用のミシンを使うんですが、僕はグラインダーを含め、取り付け加工をする際の工具や電動機器は数種類持ってますが、ミシン(靴専用)は持ってなく、靴職人の友人のところに行ってミシンを使わせて貰って縫いました。

仕上がりは、手縫いと大差はありませんが、ミシンを使った方が手は痛くならないし、早いし、凄く楽なんです。(笑)

グッチ、ミシンを使わせてくれてありがとう!

ちなみに、僕が新しいシューズをステージで使う際、約一ヶ月間くらいは履いて馴染ませてからステージで使う様にしてますので、使い始めのタイミングは今でバッチリなんです。

あとは、一月のJAM公演でキチンと良い状態になる様にしっかりと調整するだけです。

というワケで、早速スタジオに来て慣らしです。

今日完成したばかりなので当然ですが、タップスのソールへの沈み込みが無く、若干高音でしたが、一ヶ月もすればバッチリ引き締まった良いサウンドになる筈です。

今日履いた3時間弱でも、少しはタップスのソールへの沈み込みがあって、履いた後は、ビスをちゃ~んと絞めましたよ。

ご存知の無い方も居る様ですが、タップスは、基本的にビス(ネジ)を絞めないと弛みます。

なので、マメに絞めるんですが、絞め過ぎるとネジ穴がバカになるので、絞め過ぎてはいけません。

ちなみに、僕がビスを絞める方法ですが、手のひらにドライバーの柄を握りしめて回すのではなく、添付した写真の様に軸を人差し指&中指&親指の三本で持って回すと絞め過ぎる事は回避できますよ。

※あと、職人さんによっては、ネジ穴に接着剤を流し込んだり、タップスとソールの取り付けに接着剤を使う方も居ますが、僕は理由があって、そういう方法は取りません。

-->

Comments are closed.