Taka-Tone

Jazz Tap Dancer Kawamura Takahide Official Home Page

[Taka-Talk][タップは音楽か?

先日、加藤先生に会う為にタップインに行って来ました。

その時に、僕も出演させて頂く事になってる来年のJAM TAP DANCE COMPANYの公演の打ち合わせ・・・というか、話をしてたんですが、その話の中で、加藤先生から「川村、タップって音楽か?」と訊ねられました。

数年前までは、タップダンスはダンスの一つであり、音楽的な側面を重要視してる方々はあまり居なくて、ミュージシャン達から「タップの人って音楽を知らないから!」と言われてるのを時々耳にしたものですが、近年は音楽面も大切にしてる方々も増えて来てミュージシャン達からの評価も違って来てる様に感じます。

そういう点で、ジャズタップダンサーを名乗る僕も音楽も大切にしてる一人であり、自分のパフォーマンスを言葉にする際「タップシューズとフロアを楽器に、ジャズを演奏しながら踊る。」と言ったり書いたりします。

しかし、タップは音楽か?と聞かれると、音楽だけでも、踊りだけでも無く、その両方を持ち合わせてるのがタップダンスの魅力だと思います。

まず、音楽面では、我が師匠であるJimmy Slydeをはじめ、多くのタップマスター達がレコーディングをしており、レコードやCDになってますが、ムーヴメントの見えない音だけのタップは些か物足りなく感じますし、音楽性の乏しくステップの羅列でしかない動きのみのタップも魅力が薄れます。

つまり、タップダンスは、音楽的かつダンサフルであってこそのダンスだと思うんです。

とは言え、タップダンスと一言で言っても色んなスタイルや表現方法があって、ダンス寄りだったり、音楽寄りだったりで、その比率は人それぞれ異なると思いますけどね。

まぁ、間違いなく言える事は、僕はミュージシャンではなく、タップダンサーであるという事です。

-->

Comments are closed.