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[Taka-Talk] 素晴らしいタップダンサー達によるショウ

昨夜は、TITFこと、{東京インターナショナル タップ フェスティバル 2018}(TITF)のステージを観て来ました。

このタップフェスティバルは、海外から素晴らしいタップダンサーを招聘し、ショウやWSが開催されてまして、よほどの事が無い限り、必ず観に行ってます。

昨年はWSだけだったので、ステージは二年振りでした。

その理由は詳しくは知らないんですが、きっと、昨年海外から招聘された方々は踊りパフォーマンスをする事を生業としてるタップダンサーではなく、教える事を生業にしてる先生方だったからではないか?と推測しましたがどうなんでしょうね?

ちなみに、今回招聘された海外からのスペシャルゲストの方々は、招聘されてる回数が最多の大ベテランの女性タップダンサー{Dianne Walker}をはじめに、二度目の招聘となった{Max Pollack}、そして初来日となった{Joseph wiggan}。

また、スペシャルゲストの面々の他にも、日本の実力派タップダンサーやグループ、そして元気ハツラツな若手も多数出演し、日本のタップ界を盛り上げる事に貢献してる大イベントなのでございます。

毎回、凄く楽しみにしてるイベントなので、今回もタップ仲間を沢山誘って観に行った次第です。

そこで、スペシャルゲストの皆さんの出演順に、感想を少し書く事にします。

まずは、初出演となったJoseph wiggan。

彼のタップは、数年前からYouTube動画等で何度か観て、「テクニカルかつスタイリッシュなダンサーだなぁ…」と魅力を感じてましたが、生では観た事が無かったので、凄く楽しみにしてました。

期待を裏切らない・・・いやいや、期待を上回るスマートでカッコいい素敵なダンサーでした。

ステージ上では大きく見えたんですが、実際に会ってみると、思った程大きくなくて、あれっ?と思いましたが、カッコ良く素敵な若者でした。

次に、Max Pollack。

実は、彼は僕がニューヨークに住んでた25年位前からの友人でして、当時、我が師匠であるJimmy Slyde率いる{Jimmy family}の若手メンバーとして、数多くのショウで同じ釜の飯を食った仲なんです。

ちなみに、{Jimmy family}のレギュラーメンバーは、タップマスターのChuck green、Lon channy、若手(当時)は、Tamango(当時はHervin van cayseelと名乗ってました)、Roxanne simadeni、Van porter、僕、そしてMax Pollackでした。

近年の彼のタップスタイルは、{Rumba tap}と称するアフロキューバンリズムを軸にパフォーマンスするスタイルですが、当時は僕らと同様に、ジャズタップダンサーとしてパフォーマンスしてました。

前述の通り、今回で二回目の招聘で、前回はグループとしての出演でしたが、今回はソロダンサーとしての出演で、ミュージション達とコミュニケーションが更にスムースで、とても素敵なパフォーマンスを披露してました。

そして、Dianne。

彼女は、僕が{Jimmy family}の一員として活動してた25年近く前から、弟の様に可愛がって下さってる大先輩です。

数年前から体調を崩されてるとの事でしたが、当時と変わらぬチャーミングで優雅でステージングに余裕があり、素晴らしいパフォーマンスをされました。

改めて、タップって、年を重ねるごとに素敵なパフォーマンスが出来る様になって行くんだなぁ!って強く感じました。

尤も、それは常に追求し続けてないとそうはならないんでしょうけどね。

彼女のパフォーマンスを観てたら、最後の来日公演となった78歳の頃のJimmyが楽屋で呟いた「僕はもっともっと良いパフォーマンスが出来る様になりたい!」という言葉を思い出しました。

僕なんてまだまだ{ひよっこ}です。

ところで、今回のTITFは10回記念でして、ARTNカンパニーが、Dianneに感謝の気持ちを込めて、Dianneの振り付け作品を披露しまして、とても素敵でした。

闇雲に他人のステップ(振り付け)を踊るのはどうかと思いますが、今回の様に本人(Dianne)を目の前にして、感謝の気持ちを込めて踊るのは、やっぱり素敵だと思うんです。

それから、SAROの異様というかシュールというか(笑)なんとも不思議な表現はやっぱり面白く、とても楽しませて頂きました。

彼の表現は、僕が僕自身に求める表現とは反対側にある様に思いますが、決して嫌いではないです。

むしろ、好き・・・いや好きではないかな?

ともかく、素晴らしいと思います。(笑)

あと他にも素敵な演目が沢山あり、書ききれませんが、やっぱり、素晴らしいイベントだなぁ!と思いました。

さーて、来年は誰が来るのかな?

楽しみ、楽しみ。

僕は、Jimmyが観たいなぁ。

えっ?

勿論、無理ですよ。

亡くなってるんですから。(笑)

ちなみに、あと二週間ほどでJimmyの命日です。

夢に出て来てくれないかなぁ。

※終演後、楽屋に行ってDianne、Max、Josephに会い、楽屋でDianneと、外でJosephと写真を撮りましたがMaxはどこかに行っちゃってて写真が撮れませんでした。(笑)

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