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[Taka-Talk]振り付けを作る時に僕が意識してる事

僕はジャズタップダンサーなので、僕自身がライブ等で踊る時はインプロで踊りますが、実は凄く沢山振り付けを作ります。

とは言え、どこかで踊る為に振り付けをしてるのではなく、沢山作る事で自分のボキャブラリーを増やす事や、題材にする曲を詳しく知る事に繋がると思ってやってるので、作る→動画に撮る→チェックする→修正する→動画を削除する→忘れる」という感じです。

ちなみに、僕はソロダンサーなので、僕が作る振り付けの多くはソロやデュエット用でして、アンサンブルの様に複数名で踊るモノは滅多に作りません。

実は、この事を知るタップ仲間の先生方から、ご自身で作ったソロ用の振り付けの手直しやアドバイスを頼まれ、プライベートレッスンをやる事も少なくありません。

そういったプライベートレッスンの中で感じる事は、タップの先生方の作る振り付けは、使う音楽と噛み合ってない事や、噛み合っててもメロディラインと重なり(準え)過ぎてて、面白味の少ないモノになってる事、そしてご自分がソロで踊る為の振り付けの筈なのに、ソロダンサー用ではなく、大人数(アンサンブル等)で踊る振り付けになってしまってる事が少なくない事です。

そこで、今回の投稿は、僕が振り付けを作る時に心掛けてる事について書こうと思いますので、興味のある方は参考にしてみて下さい。※あくまでもソロやデュエット用です。

①まず、振り付けに使う曲(音源)を良く聴く
②その音源のメロデイやリズムやビートに対して、準(なぞら)えるべきか、ハーモニーさせるべきか等を考えながら作ってみる。※僕の場合、メロディやビートと対比させハーモニーさせる事に重点を置いたフレーズを多く使いますが、この時その音源と無関係なモノにならない様に注意する必要があります。
③作って行く中で、流すところや強調するところ・・・つまり起承転結を考える。
④ビデオ等に撮って、どう見えるのか?や、どう聴こえるか?をチェックし、イメージと異なるところを修正する。
⑤忘れる

最後の「忘れる」については、えっ?と思われるかもしれませんが、人の物事を覚えておくキャパシティは限度があると思うので、進歩して行く為には、過去に作ったモノに固執せず、次々に忘れて行った方が良いと思うんです。

また、残しておきたいモノは、チェックする為に撮った動画を残しておけば良いと思います。

でも、僕の場合、過去に作ったモノって、舞台で踊ったモノ以外は「昔はこの程度だったのか!」って思うモノが殆どで、結局は消してしまう事が多いんですけどね。(笑)

とまぁ、こんな感じです。(笑)

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