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[Taka-Talk]タップシューズの靴紐について

先日、靴紐の種類や結び方でご質問を頂きましたので、書く事にしました。

まず、靴紐の種類ですが、タップシューズには、色んな形状のモノがありすが、ここで書くのは靴紐を使う{オックスフォードタイプ}のシューズに使う紐の事です。

ご自分の趣向で選べば良い事なので、これはダメというワケじゃなく、選択肢として「こういうのがあります。」という感じで紹介させて頂きます。

①ロービキ丸

丸い紐を{蝋やシリコン樹脂}でコーティングしたモノで、アイレット(紐を通す穴で鳩目とも言います)の大きさによって太さも色々ありますが、オックスフォードタイプのタップシューズの穴は基本的に3mmなので、2~3mmの紐を使う事が多いですね。
少し結びにくいのですが、ピンと立たせる事が出来、ドレッシーかつ耐久性も優れてるとされてます。

②ガス丸

これは、ロービキされてない丸い紐でして、柔らかい為、ピンと立たせる事は出来ませんが、編み込んでる為、ほどけにくいのが特徴で、若干カジュアルになり、また耐久性では劣りますが柔らかい風合いになります。

③ロービキ平

ロービキ丸と同様に{蝋やシリコン樹脂}でコーティングされてるので、耐久性に優れてる一方で、ロービキ丸に比べてカジュアルだとされてます。

④ガス平

ロービキされてない平たい紐で、丸紐と比べると、ほどけやすく耐久性でも劣るんですが、シューズ全体のボリュームが抑えられます。
ちなみに、カペヂオ社のK360を購入すると、付いて来るのがこの紐でして、僕はシューズ全体のボリュームが抑えられ事やキツく絞めた時のフィット感が丁度良く、この紐を使ってますが頻繁に切れるので、いつも予備を持ち歩いてます。

⑤石目柄

綿素材を使用し、編みこむ方法で作られてて、ニット調に編まれている紐なので、クッション性に富んでいるんですが、一般的にはスニーカー等のアイレットの大きいシューズに使用する為、太く作られてるので、アイレットの小さいタップシューズには不向きと言えると思いますが、色やデザインが豊富にあるので、紐の存在感を出したい方は、この紐を使ってる方もいらっしゃいます。

次に結び方です。

①シングル
紐の片側を一気に最後部まで持ってきて、もう片側はアイレット上部を横線をひく様に通して行きます。

②パラレル
横線なので、見た目にはシングルと同じですが、紐を通す時に片側を一段飛ばしにしていくので、左右の紐の長さを調整し易いのが特徴です。

※シングル、パラレル共に、ビジネスシューズでは、この結び方が一般的です。

③オーバーラップ
トウに近い部分は、横線をひく様に通し、その後はクロスしながら通して行く結び方です。

④アンダーラップ
トウに近い部分に横線をひかず、クロスしながら通すんですが、オーバーラップと比べて、シューズ全体のボリューム感を抑えられます。

※タップシューズの場合、シッカリと足を包み込む様に紐を絞める必要があり、アイレット部分の革が左右に広げて作られてますので、シングルやパラレルよりも、オーバーラップもしくはアンダーラップの方が向いてると思いますが、本来はスニーカー等の結び方です。

ちなみに、僕の結び方は{アンダーラップ}です。

・・・とまぁ、こんな感じです。

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