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[Taka-Talk]帰ってきて早々に

7日から12日までのWSツアーから帰って来て早々に、《かわさきタップフェスティバル》のショ
ウを観て来ました。

というより、13日の朝10時過ぎに浜松のホテルをチェックアウトしたので、家に帰る時間がなく、
浜松から直接行きました。

このイベントは第一部のコンテストに始まり、第二部のユニットパフォーマンス、第三部のソロ
パフォーマンスまでの三部構成で、実に5時間30分もの長時間に渡りタップのみで進行する大変
珍しい(ちょっとしんどい?)タップフェスティバルです。

昨年も書きましたが、僕はタップは競技だとは思ってないので、コンテストというのは、人が人
を審査するという点で、正直、賛同出来ませんが、数名いた審査員の中に、日本のタップ界のベ
テラン《冨田かおる》さんがいて、彼女がコンテスト出場者に向けて送った言葉に共感を覚え大
きな拍手を送らずにはいられませんでしたし、こういうコメントが聞けるのであればコンテスト
というのも悪くないなと感じました。

それは、彼女が司会進行の藤川誠君からコンテスト出場者に向けてのコメントを求められ、それ
を受けての言葉だったんですが、明確かつコンテストというモノの持つ意味を感じ、感銘を受け
ました。

そのタイミングは、数名の審査員がコメントを求められ、当たりさわりのない無難なコメントを
した後で、子供の部の後半とコンテストが終わった後でした。

勿論、無難なコメントが悪いという訳ではないんですが、やはり、審査員を務める方は、時とし
て煙たがられる様な事を言うべきだとも思いますし、言える位の日頃の行動が伴ってなければ説
得力もなくなってしまいます。

冨田さんが話し始めるまで、少し間があったので、恐らく、冨田さん自身も、言っても良いモノ
かどうか悩んだのかもしれませんが、下記の様な素晴らしいコメントをされました。

・最初のコメント
『テクニックを磨くのはとても良い事だけど、私たちは《テクニックだけ》を見たい訳じゃない
んです。』

・コンテスト終了時のコメント
『タップを他のダンスと融合させる事は良い事ですが、そっちに逃げるのではなく、タップとい
かに融合出来てるのかを見たい。』

というモノで、思わず大拍手を送ってました。

コンテストに出てる子供達のテクニックは昔と比べたら、凄く高く、大人顔負けで、思わず唸っ
てしまう程ですが、時流なのか、使われてる音楽が4ビートであっても、8ビートであっても常に
16ビート、しかも派手なステップで刻みまくる。

タップを音数や派手さでしか捉えなければ、グルーヴはおろかメロディーなんて関係ないモノ、
つまりどんな曲を使うのかは全く関係ないモノになってしまいます。

僕はタップダンスとは、踊り、唄い、奏でる事が出来るダンスであり音楽だと思ってるので、細
かく派手なステップを見せ付けられるだけでは、全く魅力は感じられません。

また、JIMMY SLYDEをはじめ僕の好きなタップダンサーのパフォーマンスには常に音楽が存在し
ています。

勿論、表現する中にそういう派手な要素が含まれてる事も大切ですが、あくまでも、踊りであり、
音楽であるというベースがあってはじめて魅力的になると思うんです。

例えば、霜降りステーキや、鮪の大トロも美味しいと思いますが、毎食だとしつこくて、胸やけ
を起こしますよね。

全く関係ないですが、僕は肉より魚、鮪より鯵や鯖や小鰭が好きです。(笑)

その反面、タップ歴が少なく、テクニックは高くないけど、しっかり唄おう、奏でようとしてる
子もいて、観てて思わず微笑んでたし、応援したくなる子もいて、嬉しかったですよ。

また、子供達がテクニカルな面だけに走ってしまうのには、それなりの理由もあると思います。

というのはプロと呼ばれる人の中にも、テクニカルな部分だけに執着した様な、自己満足で無知
だと思える様な表現をしてる人も少なくないからです。

そんな現状の中、冨田さんが話した言葉に共感を覚え、拍手を送らずにはいられなかったんです。

今回の《かわさきタップフェスティバル》では、コンテストに限らず、多くの場面で、テクニッ
クに捕らわれ過ぎてる傾向にあったと感じましたが、そんな中でも、ユニットパフォーマンスで
のkuriごはん(kuri無し)や、ソロパフォーマンスのSUJIは素晴らしかったですよね。

BAAKARIのパフォーマンスは、疲れてるのか、何だかちぐはぐな感じがしました。

彼は僕の後輩に当たるタップダンサーでポテンシャルは高い筈なんですけどね。

それから、kuriごはんは、kuri(kuriko)があったら(居たら)もっと良かったと思いますが、彼女
は別の仕事が入ってた様で、出てなくて残念でした。

とは言え、やっぱり観て良かったです。

観ない事には、良い点を観て参考にする事も、悪い点を観てそうならない様に意識する事も出来
ないですからね。

よし!僕も頑張るぞ!

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