[Taka-Talk]タップジャムに思う事
日本国内の数ヶ所でタップジャムは開催されてます。
進行方法は、それぞれの司会者によって、違いがありますが、基本的には、ミュージシャンが数人いて、プロ、アマチュアを問わず、タップダンサーが、インプロで躍る事や、踊ってる人を見て学び、楽しむぶ事を目的にした場といったところで、良い試みだと思います。
僕がNYに住んでた頃《La Cave on first》というライブハウスがあり、僕の師匠JIMMY SLYDEの司会進行で、毎週水曜日に行われてまして、タップを学び発表するという意味で《Univ. of La Cave》と呼ばれてまして、僕もその進行メンバーの一人でした。
あくまでも僕の個人的な見解ですし、全てのタップジャムを見てる訳ではないので、否定する事も、断言する事はできませんが、国内で開催されてるタップジャムと、La Caveのタップジャムには、大きな違いがあると思います。
最も異なる点は、La Caveは、参加者(躍る人)の、練習の場でも、遊ぶ場でもなく、修業の成果を披露する場だったという点です。
勿論、参加者の全てがプロフェッショナルだった訳でじゃないので、見てて、かなり不安な人もいましたが、参加者はみんな真剣でした。
僕のイメージで例えると、国内のタップジャムは、社交ダンスのダンスパーティーの様に、遊ぶ事や練習の場といった感じで、La Caveでのタップジャムは、ジャズのライブハウスで開催されてる様なジャムセッションだったという感じです。
最近は滅多に行かないんですが、僕は、以前、頻繁にジャズミュージシャンが集まるジャムセッションに参加すべく顔を出してました。
ジャズのジャムなので、鍵盤楽器、弦楽器、打楽器、管楽器と、それぞれ使う楽器も様々でしたが、参加する人は、みんな真剣に取り組んでまして、緊張感のあるモノでした。
当時、タップは楽器ととらえて貰えなかったし、スペースを取るので、参加するのも一苦労でしたが、理解のあるオーナーの方のハカライで徐々に参加出来る様になりました。
来てるお客さんの半分以上は、自分が演奏に参加する事を目的に来てるアマチュアミュージシャンでしたが、聞きに来る事を目的にしたコテコテのジャズファンのお客さんもいて、そのお客さんのほとんどは、タップがジャズと一緒にパフォーマンスするなんて事は知らず、「タップダンサーが何をしに来てるんだ!」とブーイングを受ける事もありまして、一曲も参加させて貰えない事もありました。
また、参加出来ても、すぐに下ろされる事もあり、悔しい思いをしましたが、その経験で色んなミュージシャンに対応出来る様に勉強もしましたし、ルールも意識出来る様になりました。
タップダンスは、フロントラインでパフォーマンスする場合、ついつい自分本位になりがちですが、他の楽器と一緒に音を作り表現する訳ですから、最低限のルールは知っておくべきだと思います。
例えば、演奏を掻き消す様にバンギングしてみたり、足が動く事を誇示したいのか、表現のボキャブラリーがないのか、4ビートで演奏されてる音に対して、平気で16ビートで踊ってみたり、尺感という感覚を持ってない為、コーラスの途中で入って来たり、抜けたり、メチャクチャになってる人がいますが、良い事だとは思えません。
勿論、4ビートで演奏されてても、フレーズとして、8ビートや16ビートで表現する事はありますので、誤解しないで下さいね。